10月FOMCは「据え置き」か「タカ派サプライズ」か?

いよいよ今週水曜日に、米FOMCの政策金利発表が迫ってきました。
今回のFOMCは、しぶといインフレや、その直後に控える米中間選挙など、数々の思惑が複雑に絡み合っています。
市場では「据え置き」がメインシナリオですが、一部のアナリストの間では「まさかのサプライズ利上げ」を主張する声も上がってきました。
そこで今回のコラムでは、今週のFOMCでの焦点と今後の市場動向を、考えてみようと思います。
少数派の「10月サプライズ利上げ」説
このコラム記事を書くまで私も知らなかったのですが、「市場の不意をついて10月利上げに踏み切る」というタカ派な少数派シナリオが浮上しています。
その背景をまとめると、以下の3点が理由となっているようです。
(1)インフレの再燃と強い米経済
9月のインフレ指標(CPI、PCE)が予想以上の強さを示した事に加え、名目経済の力強さが続く中、エネルギー価格上昇の『二次的波及効果』が懸念されています。
年内にコアPCE(個人消費支出物価指数)が3.4%に達するリスクも否定できず、FOMCメンバーの多くが「年内あと2回の利上げ」を念頭に置いているのであれば、「なぜ今月やらないのか?」という論理が成り立ちます。
(2) 市場の「FRB甘やかし」に対する牽制
市場は「FRBは株価やボラティリティに敏感で、大きなショックを与える利上げはできないはずだ」と高を括っています。
しかし、ウォーシュ議長は「FRBは軽微な市場の変動を無理に抑え込むべきではない」という持論を持っているとも言われており、市場予測を叩き直し、インフレ退治への真剣度を示すために、あえてサプライズ利上げを実施する動機があるのかもしれません。
(3) フォワードガイダンスからの脱却
今までのようにFRB理事達がフォワードガイダンスで市場を誘導するスタイルに、ウォーシュ議長は批判的です。
「言葉ではなく政策の実行で示すスタイル」への転換を徹底するためにも、10月に利上げを実行して中央銀行の主導権を取り戻すという見立てもあるようです。
最大のハードル
10月利上げ派にとっての最大のハードルは、FOMCのわずか6日後に「米中間選挙」が控えている点でしょう。
歴史的にどの中央銀行も選挙直前の市場動揺を避ける傾向があるため、今回のFOMCで利上げ予想を打ち出している大手銀行のエコノミスト達でさえ、「超僅差の予想」と認めています。
メインシナリオの「10月据え置き・12月利上げ」説
市場の約80%が支持しているのが、「10月は据え置き、12月に利上げ」という見通しです。
・・・
では、今回のFOMCでは本当に据え置きとなるのでしょうか。それとも、市場の予想を覆すサプライズ利上げがあるのでしょうか。
後半では、市場の8割が支持するメインシナリオの根拠と12月以降の金利見通しに加え、米長期金利とドル相場への影響、そして私が会見で必ずチェックする「3つの注目ポイント」を解説します。
続きは「イーグルフライ」でお読みいただけます。水曜日の発表前に、ぜひご一読ください。
※本記事は、2026/10/27の「イーグルフライ」掲示板より抜粋しています。
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