AIに負けない仕事や思考法を理論的に身につける④

前回までのおさらい
AIとは機械学習のことであり、
どのような機械学習、どれほどAIが発展しても基本は以下の3つから構成されている話をしました。
教師あり学習(supervised learning)⇨人間で言えば「模倣」に該当
教師なし学習(unsupervised learning)⇨人間で言えば「感覚」に該当
強化学習(reinforcement learning) ⇨人間で言えば「思考」に該当
このうち、AIが最も得意とするのは教師あり学習であり、多くの人が思考だと思っているものは、実は模倣で教師あり学習である話をしました。
その上で、AI時代を生きるには、自分にしかできないこと、オリジナリティを発揮するために、強化学習が基礎となる話をしました。
強化学習のポイントは、人間に置き換えると、自己理解と目標設定なので、自己分析、自分の得手不得手や好き嫌いを知ることが重要である、という説明をしました。
その上で、AIと差別化を図るために最も重要な教師なし学習について、今回は説明していきます。
人間の最後の砦、教師なし学習
教師なし学習は人間で言えば感覚に当たります。
人間は視覚や嗅覚といった五感などを通じ、AIにはない情報を日々沢山入手しているため、直感的にまだ AIと差別化されているのはわかると思います。
人間の持つ創造性は、そうした多様な情報がベースにあるため、AIにはない創造的なものをまだ作ることは可能であるわけです。
また、機械学習の中では最もシンプルでありながら、まだよくわかっていないことが多い点、
更に言えば、人間の脳を再現しようとする機械学習ですが、人間自体が科学的に未知が多いため、まだAIが完全に再現することは不可能と言えます。
(それでもAIの進化スピードが早いのでいつまで保つかは分かりませんが)
従って、当面の人間の戦略は
①まず自己理解を徹底し、かつ強化学習的な本物の思考力を身につけること
②AIに真似できない創造性、オリジナリティを生み出すため感性を磨き上げること
この二つがコアになります。
このうち、強化学習に関しては、起業や芸術のような、創造性のある唯一無二の課題に取り組むことで鍛えられる可能性を示唆しました。
教師なし学習、感性を磨くことは多岐に渡ると思いますが、オーソドックスなものをいくつか紹介したいと思います。
教師なし学習(感性)をパワーアップするには
●好奇心
多くのことに興味、関心を持つ→人には思いつかない組み合わせが生まれる
●品質の差を知る
本物の宝石と人工の宝石で何が違うかなどを知る→理解力や認識力が上がる
●感性に刺激を与える
音楽や芸術、料理といった、様々な感覚に刺激を与えていく
●自身の感覚を研ぎ澄ます
自分の些細な身体感覚にも繊細になる(トップアスリートなどに多い)
ビジネスのリテラシーを身につける
自己理解を徹底し、自分がやりたいことが見つかったとしても、
それを持続可能な形にするには、仕事、ビジネスに落とし込む必要があります。
例えば、徹底した自己分析で、オーガニックな食材を使ったレストランをやりたい、と思っても、マーケティングやファイナンスといった実現に必要な知識やリテラシーはまた別途学ぶ必要があると言えます。
AIに負けない思考法や天職を見つけたら、その次はその実現に向けてのステップになります。
むしろAIは、人間のやりたいことを実現する手助けをする、強力なサポートツールにもなりつつあります。
一方で、自分が何をしたいのか、それが明確でない人間はAIをうまく使いこなすことができないでしょう。
AIを使いこなすにも、AIにできない仕事をするにも、まずは自分が何をやりたいのか、自分を知ることからが始まりとなります。
AIが発展すればするほど、人間とは何か、人間に何ができるのか、より一人一人が考えさせられる時代に突入しつつあると言えます。
AIの時代は、人間にとって自己認識の時代の始まりである、とも言えます。
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