AIに負けない仕事や思考法を理論的に身につける③

前回のおさらい
AIとは機械学習のことであり、
どのような機械学習、どれほどAIが発展しても基本は以下の3つから構成されている話をしました。
教師あり学習(supervised learning)⇨人間で言えば「模倣」に該当
教師なし学習(unsupervised learning)⇨人間で言えば「感覚」に該当
強化学習(reinforcement learning) ⇨人間で言えば「思考」に該当
このうち、AIが最も得意とするのは教師あり学習であり、
人間で言えば、正解を暗記してアウトプットするので、受験勉強などは教師あり学習が強く使われているイメージです。
これに対して強化学習は、結婚や天職といった自分だけの固有なもの、オリジナルなものを追求するのに向いている学習です。
例えば芸術などでも、世界に一つ自分だけのものを作ろう、といった場合は強化学習が必要になります。
模倣である教師あり学習はAIが最も得意とするので、AIが模倣できない、個別性の高い仕事をするためには、強化学習がマストですが、現代の日本社会において、強化学習を習得する機会があまりないことを前回説明しました。
従って、思考能力、強化学習を身につけるにはある程度、意識的に行う必要があります。
どのように強化学習を身につけるのか
強化学習は個別性の高いものと相性が良いです。
従って、自分にしかできない仕事、AIにはできない仕事、天職や使命を考えることがそのまま強化学習を身につける最適な土壌と言えます。
他にも、
・前例のないことを考える、成し遂げる
・他に例がない商品やサービス、芸術作品を作り上げる
・結婚のように唯一無二の関係性の中で試行錯誤をする
このような取り組みも、強化学習に該当しやすいです。
一方で、強化学習にも教師あり学習と同じように、気を付ける点がいくつか存在します。
AIに勝つにはまず自己分析から
まず、強化学習は目標や目的に対して、試行錯誤をするので、スタートとゴールの位置情報が必要になります。
AIの探索ロボでイメージすると、スタート情報もゴール情報もないAIは探索を行うことができないのと同じです。
スタートとゴールの情報、これはそれぞれ人間に置き換えると
スタートは自分自身のこと、すなわち自己理解、自己分析が重要です。
自分がどのような長所短所があり、何が好きで嫌いか、何を目指しているのか、そのようなことが明確であればあるほど良いです。
ゴールとは目標です。どのようなことを達成したいのか、どのような人物になりたいのか、なぜなりたいのか、などです。
つまり強化学習の第一歩目は自己分析と目標設定から始めると言っても過言ではないでしょう。
唯一無二であることが大事
AIに負けないという意味でも、強化学習との両方を考えても、スタートもゴールもできるだけ差別化されたものである必要があります。
例えば、有名になりたい、お金持ちになりたい、だから起業する、youtuberになる、といった、多くの人が思うようなもの、曖昧な自己分析や目標設定ではうまくいかないでしょう。
また、誰かになりたい、この人のようになりたい、といったものも、一部参考にするレベルでは良いですが、全く同じになろうとすると、教師あり学習的になり、またオリジナルの劣化コピーにしかならなくなります。
より多く、自分の気持ち、個性を知る必要があります。
また、思考、強化学習は実はある程度できるようになってくると、それだけでは差別化できなくなります。
料理で言えば、何度も試行錯誤していくうちに、プロは皆似たようなやり方に集約してくるのと同じです。
強化学習は、なければAI時代を生き残ることは不可能ですが、それができただけでは不十分と言えます。
従って、AIとの差別化を図るためには、最後の教師なし学習が鍵になります。
自分が何を思うか、どう感じるかなど、最も基本的な学習は教師なし学習から来ています。
結局、AIには感じられない、人間の感性や個性、そしてそれを元に生み出される創造性がAIにできない仕事をする最大のポイントになるのです。
(つづく)
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