英国政治の新たな幕開けとなるか?

現在のイギリス政治は、かなり危険な状況です。
その震源地となっているのが、6月18日にイングランド北西部「Makerfield」選挙区で行われる補欠選挙。
これは単なる一議席の争いではありません。現マンチェスター市長であるバーナムさんが国政復帰を果たし、圧倒的に不人気なスターマー首相の座を奪い取るための「クーデターの引き金」となるかもしれない、「近代英国史上最も重大な選挙」となるからです。
そしてさらに興味深いのは、単なる労働党内の権力闘争に留まらず、場合によっては「電撃的な前倒し総選挙」の実施の可能性が浮上してきたことも忘れてはいけません。
補欠選挙での死闘と「身内からの冷ややかな視線」
最新の世論調査(サーベイション社)によると、補欠選挙に関する世論調査では、
労働党:バーナム候補 43%
リフォームUK党:ケニオン候補 40%
と、わずか3ポイント差の大接戦を繰り広げています。
もしバーナムさんがここで敗北すれば、首相への道は断たれ、全国版世論調査で1年以上トップを走るポピュリズムのリフォームUK党ファラージ党首が、首相の座へ近づくことは間違いありません。
皮肉なことに、賭け屋からはバーナム候補優勢と聞こえてきますが、労働党内には冷ややかなムードが漂っているのも事実です。
というのは、バーナムさんは「労働党をより良く変える」と息巻いてはいるものの、具体的な国家運営のビジョンを提示していません。
ひとまず分かっていることは、増税をしないという現政権の財政規律を守ると誓い、移民対策では右派に擦り寄り、かつて執心したEU再加盟の持論を封印したことだけです。
計画なき交代は「国家の未来を弄ぶ行為」
この「ビジョンの欠如」に激怒したのが、かつて労働党を黄金期へと導いたブレア元首相でした。
先週ブレアさんは異例の論文を発表し、明確なビジョンも計画もないまま現職のスターマー首相を引きずり下ろそうとする動きを「国家の未来を使った火遊びだ」と痛烈に批判。
驚いたことに、この動きに対しては、バーナムさんだけでなく、スターマー首相や閣僚メンバーからも反論の寄稿が飛び出し前代未聞の「論戦」へと発展し、有権者の方が呆れかえった格好です。
「電撃解散」という賭けと、比例代表制への大勝負
さらに週末の大衆紙サンによると、バーナムさんは首相就任後、直ちに前倒し総選挙を断行し、国民からの「信任(マンデート)」を得た後、スターマー時代の公約を書き直し、現内務相のマフムード氏を財務大臣に据える組閣人事まで水面下で進めているという話です。
個人的には、現在労働党が握っている166議席の圧倒的過半数をわざわざドブに捨てるような解散総選挙実施は、労働党議員の猛反発を招くリスクが高いと予想していますが、どうなるのでしょう?
待ち受ける「果てしなき分断」
右派陣営では、リフォームUK党から分離した新党「リストア・ブリテン(Restore Britain 党)」が今年2月に誕生し、右派の票を割る動きを見せています。この党はリフォームUK党よりさらに右寄りで、アメリカのイーロン・マスクさんが支援表明したことで知られています。
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続きを読みたい方は、「イーグルフライ」よりご覧ください。
2026/6/2の「イーグルフライ」掲示板より抜粋しています。
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