日経225は第4ステージに突入 勝ち逃げの時
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日経225は新しいステージ
投資では高い視点・鷲の視点で見ることが大切です。
日本株・日経225は新しい第4ステージに入ろうとしており、それを理解しないと危険だと思っています。
日本の株式投資の歴史を4つのステージに分けてみました。
ステ-ジを分けることで、その時々の相場の違いが明確になるからです。
日経225の4ステージ
日本株・日経225には次の4つのステージがあると思います。
日経225年足
ステージ①高度成長時代 ~1990年
1990年以前は、日本の高度成長時代であり、日本株・日経225の右肩上がりの時代でした。
長期投資で1990年までに利益確定した人は利益になっていると思いますが、1990年を超えてしまうと次のバブル崩壊ステージです。
天井圏で買った人が一番多いので、多くの人は1990年以降のバブル崩壊で大きな損失となりました。
但し、日経225を、今2024年まで持ち続けて今、手仕舞いしたら利益になっています。
個別株は現在でも買った価格に戻っていないものもあります。
ステ-ジ②バブル崩壊時代 1990年~2012年
株暴落ステージです。
1990年から2012年まで、日経225は22年間の長期右肩下がりとなりました。
この時期に長期投資を開始した人は2012年までは含み損が拡大した22年間でした。
日経225には投資をしてはいけない22年間でした。
ステージ③中央銀行バブル時代 2013年~2024年
リーマンショック後の金融危機から反転上昇開始し2013年から日経225は右肩上がりとなりました。
現在、目先のピークであり、この天井圏で買った人が一番多いです。
過去、長期投資として日経225を買ったまま保有した人が今2024年に手仕舞いしたら利益になっています。
ここで利益確定しない場合、今後、損失になるかもしれません。
ステージ④中央銀行バブル崩壊時代?2024年~
ドル利下げから第4ステージに入ります。今後のステ-ジです。
中央銀行バブル崩壊、激動加速のステージです。
過去の延長線上に未来がない激動の時代になっているので、長期下落になる可能性があります。
次の記事を合わせてお読みください。
https://real-int.jp/articles/2655/
買いポジションをずっと保有した人が利益になるとは限りません。
そもそも長期投資は底値圏で買うのが基本です。
ステージごとに常識が変わる
これを見て分かるように、ステージごとに相場環境は大きく変化します。
ステージごとに投資常識が変わるので、投資行動も変えていくことが必要です。
特に変換点を意識することが大事です。
多くの人は相場の変化に追従できないからです。
長期投資が明確に含み益になったのは1990年時と2024年の今だけともいえます。
今後も右肩上がりとは限りませんし、第4ステージは、激動加速の時なので右肩下がりになる可能性が大きいと判断しています。
リーマンショックを知らないプロたち
今、市場にいる人たちはプロも含めてリーマンショック以降に投資を開始した人が多いです。
右肩上がりの時代は下げたら買いが成功パターンですが、右肩上がりの前提が崩れたら(ステージが変わったら)それは危険な考え方です。
特に、相場の特徴として天井圏で買っている人が多いので、なおさらです。
大衆は生き残らない
多くの人は大衆心理であり、大衆心理は投資で損をする心理です。
天井で買って底で売るのが大衆心理です。
そこで大衆心理に影響を受けないために暴落しても長期保有すれば大丈夫と言われることになりました。
長期右肩上がりの相場であれば、それは正しいといえますが現在の激動の時代は長期右肩上がりとは限らないので危険です。