公開日 2020年8月31日

株価下落のサイン「バフェット指数」が危険水域に突入した

先日、自社株公開と売却により資産家となった方とお話をしました。その方は投資を始めたばかりで投資対象は日本の上場株式です。
株価下落のサイン「バフェット指数」が危険水域に突入した


「今は高値圏なので買うのではなく、反対に持っている株はいったん売って現金化しておくのがいいのでは」というお話をしたところ、次のような回答でした。

「今、高値圏でも、ずっと持っていれば、いつかは戻ってくるから買います」

このような考え方をする人は多いです。

しかし、株価が暴落して現在価格の3分の1などになったらどうでしょう。安値で買いたくても、現金がなければ買えません。大底で後悔する人はたくさんいます。余裕資金で買っている人はまだいいですが、退職金などの大切な資金で投資している人は大底で怖くなって売る人が多いです。

特に、日本ではウォーレン・バフェットの「買ったら長期保有する」というスタンスが有名であり、長期保有が良いことの理由になっていることが多いといえます。しかし、実はウォーレン・バフェットは高値圏では売って、暴落したら買うスタンスもあることはあまり知られていません。すでに、ウォーレン・バフェットは空前のキャッシュポジションとなっています。つまり、暴落後の安値で買う準備ができているということです。

今は暴落に備えるタイミング

これも知られてないことですが、ウォーレン・バフェットはバフェット指数という簡単な指数を使っており、株価の高値圏で売り抜けるのです。

バフェット指数は「株式時価総額÷名目GDP×100」。これは株式の時価総額と名目GDPの比率はだいたい一致するということと、株価は期待値で、名目GDPは実態値なので、皆の期待が実態から乖離して、一定以上上昇すると割高だと判断していることになります。

バフェット指数の特徴は次のとおりです。

  • 100%を超えてくると暴落する
  • 前回100%を超えたのはリーマン・ショック前
  • 底は50%くらいになることが多い

すでにバフェット指数は100%を超えているので高値圏、危険水域ということになります。相場では株を買って、そこから価格が下落した状態の損失を「含み損」といい、一般投資家は「含み損は決済しない限り損ではない」と思いがちですが、これは間違ったマインドセットです。含み損は実際の損と同じと考えることが正しいマインドセットです。

間違ったマインドセットは、投資でもビジネスでもプライベートでも損をすることになります。株は上昇してくると買いたくなる人が多くなりますが、今は「ずっと持っておけばいつかは戻ってくる」という考え方は避けてください。

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プロフィール

松島修

松島修

エフピーネット株式会社 代表取締役 投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第1898号、インベストメントアドバイザー、経済コンサルタント、ベストセラー作家

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