公開日 2023年2月20日

昆虫食よりフードロス対策1/3ルール見直し

コオロギ食より先に日本ではフードロス問題の解決が大切です。業界では独自ルールがフードロスの温床です。
昆虫食よりフードロス対策1/3ルール見直し

コオロギを食べる前に

最近、急激にコオロギ食、昆虫食が推進されていますが、フードロス問題を始め、多くの解決が必要な問題があります。

本質をしっかり見ていくことが大事です。

日本の缶詰の賞味期限は短すぎる

日本の缶詰の賞味期限は基本が3年です。
海外の缶詰の賞味期限は5年以上、米国では州によって異なります。
海外では25年の賞味期限の缶詰もあります。

缶詰は基本的に賞味期限に関係なく、缶が膨らんだりしてなければ食べることができるとされています。
備蓄には最適です。

映画などでは核戦争で人類のほとんどが滅びた中で、昔の缶詰を食べているシーンが思い浮かびます。

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缶詰は基本的に賞味期限とは関係ないことを知らないと、全く問題なく食べられる缶詰を3年で捨てるという愚かなことになります。

缶詰を作る技術も向上しているので
政府が缶詰の賞味期限を長くすることは大切だと判断しています。

食品業界の1/3(3分の1)ルール 

スーパーなど小売店では賞味期限や消費期限の前に
「販売期限」というものがあり、その前に
「納品期限」があります。

食品業界には法律でなく、慣習で3分の1ルールというものがあります。

製造日から賞味期限までの期間を3等分し、
最初の1/3が、メーカーから小売店に納品する「納品期限」、
次の1/3が、小売店で販売できる「販売期限」です。

最後の1/3は販売してはいけないというルールです。

つまり、製造から賞味期限の1/3が過ぎると納品できなくなり
賞味期限までの2/3が経過すると店先から撤収することになります。

3分の1ルールで返品される金額は年間800億円と言われます。

日本の缶詰だと賞味期限が3年ですから、2年経過すると
賞味期限まで1年あっても店頭から撤収することになります。
このような、普通に食べることができるものが流通の慣習で大量廃棄になるのです。

賞味期限が近いものを安く仕入れて安く販売するお店もあり、撤収された商品の一部はこのような店で売られていますが、廃棄されるものも多いです。

ちなみに各国の納品期限は次の通りです。
日本  1/3 日本は納品期限がかなり短い
アメリカ1/2
フランス2/3

これは行政指導が必要だと思います。

日本はもともとの賞味期限が短い

日本は衛生管理がしっかりしているので生卵を食することができます。
そもそも、日本の卵は生鮮食品ですが賞味期限が長いです。

日本の卵の賞味期限は、夏場に生で食べることを前提とし、パック後14日間に設定されていることが多いようです。
冬場であれば、産卵から約2カ月間、生で食べられます。
賞味期限が多少切れても熱すれば食べる事ができます。

ヨーグルトや納豆などは多少賞味期限が過ぎても問題ないでしょう。
消費者が自己責任で判断することが大事です。

匂いや味で判断するという基本が抜けがちです。

ヤクルトは賞味期限ギリギリが良い?

以前、元ヤクルトの研究者とお話したことがあります。
カルピスは死菌
ヤクルトは生菌
を使っておりヤクルトは生菌を使っていることが売りですが死菌でも十分効果があるとのことでした。

生きている乳酸菌数にこだわるのであれば賞味期限キリキリが生きている乳酸菌数のピークで、その後、死滅していくので、賞味期限キリキリに飲むのが良いとのことでした。

製造年月日の復活

製造年月日だけでは、いつまで品質が保持されるのかが、消費者には分かりにくいことから賞味期限の表示に移行しました。

しかし、賞味期限を記載することは良いですが、製造年月日がないことで消費者が自分で判断できなくなった人も多いです。
つまり、杓子定規に、賞味期限が切れたものは捨てるという行為です。

缶詰で賞味期限3年が切れたから捨てるという行為は、無駄の象徴です。

製造年月日と賞味期限の両方の記載が必要だと思います。

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プロフィール

松島修

松島修

エフピーネット株式会社 代表取締役 投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第1898号、インベストメントアドバイザー、経済コンサルタント、ベストセラー作家

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