この先のドル相場の着地を決めるもの
今月主要通貨に対し、ドルは大幅に値を下げていることから、月末にかけては決済、送金需要に加え、月末のリバランスの伴うドル買いが持ち込まれる展開を予想します。
日米フォワード・レートの現状
日米の金利差を前提としたフォワード・レートは今年急拡大、ドル売りは中長期では機能せず。重要日程を終え、市場は完全に材料難。USDJPYは当面137-142円と予想
ユーロ・ポンドもドル安で反転へ
米国の「逆CPIショック」(11月10日)以降、円を筆頭としたドルロングのポジション落としが一気に出動した。しかも目先のジグザグな動きは別として、どうやら「米ドル一強」の相場がピークアウトした可能性が強い。
ドル安へ 金利の行方に注目
気をつけたいのがドル円のボラティリティ。動きがはやいため要注意です。この後はドル金利次第ですが、米金利は基本重いと想定しているため、ドル円は135円ぐらいま落ちるのではないかと想定しています。
米経済指標後の動き FOMCを前に
CEAのメンバーの発言から一金利低下、ドル売りに振れるものの一時的。FOMCは75bpの利上げはほぼ確実、焦点は利上げペースの減速を実際に示唆するかどうか。
ドル円 大きな節目150.00円に接近
ドル円はまとまったノックアウトがあると想定される150.00円に接近。150.00円ブレイクには一定の時間がかかると思いますが、前回の125.00円の時は、125.00円ブレイク後、いったん反落しているため、このレベルは要警戒。
BOE国債買い入れの増額発表
BOEが国債買い入れの増額発表、ただ再び英国債は売られ、金利は上昇、市場が買い入れ期限終了後を見据えている可能性。米国の利上げも徐々に終盤へ、ドル高も永遠には続かず。
RBA決定の影響
RBAの0.25%の利上げというサプライズの発表は、今年、グローバルな株を圧迫してきた積極的な利上げの波が終わりに近い兆候とするコメントが多数。
ポンドはパリティ割れの可能性
保守党は10月2日~5日に党大会を開催する。間違いなく首相(党首)とクワーテング財務相は鋭く責任を追及されるだろう。事実上、トラス首相は就任後のわずか3週間余りで保守党内どころか、英国民全体の信望を失ったと言っていい。
クレディ・スイス問題 まだ荒れるか
スイスの大手銀行のひとつ、クレディ・スイスが倒産という噂。危なくなるとレパトリでスイス買いという面も出てきますが、最初の挙動としてはスイス売りになる可能性があります。
注目は次の為替介入点
円買い介入は外貨準備が実弾の上限ですから、安易に放銃するのは不可能です。あるとすれば145円台、可能性が高いのは昨年来高値更新後とみえてきます。
今週は大きな動きとなる可能性も
この3か月ほど米国のCPIに注目が集中、発表後に動きが加速する展開。今週は日本時間の9/22に主要4中銀の金融政策の発表が重なるので、大きな動きとなる可能性も。
日本の貿易赤字定着 円売り要因
資源価格の高騰から、日本の貿易赤字構造が完全に定着。年間では15兆円を上回る見込みとなり、揺るぎない実需の円売り要因。
市場の焦点 円から欧州通貨に移行!?
今週以降、欧州の利上げに加え、欧州政治の不確定要素が為替市場に重くのしかかり、市場の焦点がこれまでの円から欧州通貨に移行する可能性があります。
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