成績が良いと褒め悪いと叱る教育を受けたAIが投資で破綻 AIへの教育

最近、AIがトレードする自動売買システムが登場してきていますがその多くが、AIではなく単なる売買プログラムであるEAです。
AIを打ち出しているロボアドバイザーはAIが投資判断をしているのではありません。
本物のAIのトレードシステムについて興味深い話を耳にしました。
AIに「利益を出すと褒め」「損失を出すと叱る」という教育をしました。
これは、多くの人が当たり前のように受けてきた教育です。
AIも褒められると嬉しい、叱られるのは嫌という感覚のようなものを持たせることができるそうです。
このAIの自動売買システムは最初良い成績だったそうです。ところが、トルコリラの暴落で、全資産が無くなったそうです。
ここで分かったことは、AIが叱られるのを避けるため隠すことを覚えたということです。
損失を隠したのです。
損失を表面化させないために損切りせず、含み損を拡大してしまい最終的に強制ロスカットになってしまったのです。
これは一般の人の典型的な投資行動パターンです。
「成績が良いと褒め、成績が悪いと叱る」という、ごく一般的な教育を受けることで人もAIも間違った行動をとり、投資でも大きな損失の原因となるのです。
つまり「成績が良いと褒め、成績が悪いと叱る」という当たり前に行われている教育が間違ったマインドセットにする教育で、投資・ビジネス・人間関係で失敗する原因を作っていたのです。
正しいマインドセットに基づく教育は、
- 利益を出しても、損失を出してもあなたには根源的に価値がある
- 成績に関係なく、あなたには価値がある
という教育です。
つまり、人は何もしていなくても、何も持っていなくても、試験が0点でも100点でも同じように価値がある。
存在自体に価値があるという教育が本来の教育なのです。
なぜなら、私たちは愛されている存在であり、存在だけで価値があり、一人ひとりの人生には大事な目的・使命があるからです。
投資でもビジネスでも、マインドセットが一番大事なので、根本的に正しいマインドセットを身に付けることが必須です。
具体的な正しいマインドセットはこちらをお読みください。
https://real-int.jp/articles/293/
参考書籍
「ビジネスと人生に飛躍をもたらす使命の本質」(幻冬舎)
https://www.real-mission.com/amazon1/