ユーロ売りが一旦収束、FOMC議事要旨の公開

フランス10年国債対独スプレッドの再拡大、周辺国対独スプレッド(注)も拡大傾向を示し、信用格差の広がりから、欧州時間に入り主要通貨に対しユーロが大きく値を下げました。
(注)欧州で信用度の一番高いドイツの10年国債とユーロ圏諸国との金利差(スプレッド)。スプレッドの拡大がユーロ売り要因。その逆はユーロ買い要因。
EURUSDでは10/5(1.1161)の安値に迫る昨日安値1.1165まで下落、EURJPYでも同176.55を示現しています。
しかし、スプレッドの拡大一巡後は、あっさりユーロ売りも収束、その後は値を戻しています。
米国時間の午後に公開された9/15-16開催分のFOMC議事要旨はメンバーの多くが追加利上げを支持しており十分タカ派の内容でしたが、市場への影響は限定的でした。
トレードポイント
EURJPYはクロス(円)の通貨ペアであり、ドルのリスクを相殺していることから、通常では1日の値幅(レンジ)はUSDJPY単体より小さくなる傾向があります。
しかし、欧州、特にフランスやスペインの財政問題に市場の焦点が当たり始めた9/28以降、値幅の逆転現象が昨日まで8営業日連続で続いており、しばらくこの傾向が続く可能性があります。
フランス10年国債対独スプレッドは昨日の引けでは142bp(1.42%)、直近のピークから縮小しており、一段のユーロ安はお預けとなっています。
https://www.borsaitaliana.it/obbligazioni/spread/francia/oat-bund.en.htm
本日の欧州時間の情勢を見極めないと何とも評価できませんが、事態がそれほど簡単に収束しないと読むのがメインシナリオですので、戻りではEURJPYを再度売っていきます。
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