公開日 2026年6月12日

豪ドル円は円キャリー再開となるか

米イラン停戦覚書締結によるリスクオンか、それとも円キャリー巻き戻しか。豪ドル円は重要局面を迎えた。
豪ドル円は円キャリー再開となるか

豪ドル/円(日足) 値幅 分析

●上記のチャートは、豪ドル円の日足である、

豪ドル円は、25年4月トランプ関税導入を機に、ドル資産離れにより、
安全資産「金」とともに資源通貨「豪ドル」が選好され
豪ドル円を中心に、円キャリートレードが進展

●豪ドル円は、25年4月安値86.02から、
一相場、9.62/9.31/10.48/9.74円の四段上げで、
114.91(6/2)まで上げてきたが、

●3月以降、イラン情勢を受けた、貴金属市場のリスクオフの値動きを受け、
豪ドル円も上値が重く、
10月からの下値支持線を割り込み、
111.97(6/11)まで下げてきた

●当面のポイントは、上値は、
113.67(26日移動平均)(6/12現在)の上値ポイントを切り返せば、
レンジ引き戻し、

114.91(6/2)突破で、
115.86(25年4月安値から10月高値100.94までの上げ14.92の二倍値(E字計算値)、

次に、「117.54-119.24」(一相場8.78-10.48)の五段上げ)に向け上値余地が拡大する、

●一方、下値は、25年4月以降の上昇トレンドを規定してきた、

先行帯下限の111.73(6/12現在)を日足終値で明確に割り込むと、
テクニカル面は弱気シグナルが点灯、
108.76(3/31)、次に、105.17(1/19=四段上げの起点)を試す、
調整(円キャリートレードの巻き戻し)シナリオが浮上する

●果たして、予想通り、ワールドカップ開催日の6/11をデッドラインとして、
米国の大幅譲歩による停戦覚書締結に動き始めた米イラン戦争は、
覚書締結/原油急落/米長期金利低下となって
リスクオンの株買い/円キャリー再開となるか、

または、先行帯下限(111.73)割れを引き金に、
円キャリーの巻き戻しが入るか

●中東情勢、及び、6/15-16の日銀政策決定会合を受けた、
来週の豪ドル円の「111.73(先行帯下限)―114.91(6/2高値)」の攻防に注目

2026年6月12日のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。

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プロフィール

伊藤寿彦

伊藤寿彦

いとうとしひこ:元外資系銀行チーフディーラー。 エフピーネット(株)インベストメントアドバイザー。 独自の時間分析(タイムサイクル分析)が強み。

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