公開日 2026年5月1日

1年にわたる上昇局面の終焉?

当局介入や紛争懸念を経て、ドル円は重要な転換週を迎えました。25年4月からの上昇トレンドは維持されるのか、それとも大幅調整か。最新チャートから5月の戦略を練ります。
1年にわたる上昇局面の終焉?

ドル円(週足)サイクル分析

●上記チャートは、ドル円の週足である、

●ドル円は、24年7月161.95を高値に、当局の介入により、
積みあがった円キヤリートレードの巻き戻し中心に、

139.52(24年9月)まで下げた後、
再度139.87(25年4月)まで下値を試したが、139円の下値は固く、

●25年4月トランプ関税発動により、円キヤリートレードが再開、

ドル円は、26年2月末の米イスラエルのイラン攻撃による原油急騰を受け、
160.46(3/30)まで上げた後、
1ヶ月に亘り持ち合いが続いたが、

●イラン紛争長期化を示唆するトランプ発言に原油価格が再度上昇、
これを材料に、3月高値160.46を突破、160.72(4/30)まで上値を試したが、
昨日4/30レポート予想通り、160円台で上値を止められて二番天井を形成、
円キヤリートレードの巻き戻しとともに、
ネックラインの157.46(3/19)を割り込み、
155.49(4/30)まで、5.23円を下げてきた

●時間面では、ドル円は、週足サイクルとして、
2つの、17-21週(4ヶ月)サイクルからなる、
35-39週(8ヶ月)サイクルが重要な天底を形成

●今回も、25年10月安値から20週目と、25年5月安値から38週目が重なった
2/12(152.23)が8ヶ月サイクルの重要転換週となって上げに転じたが、
25年11月高値157.89から20週(4ヶ月)目の3/30(160.46)で上値を止められた後、
再度160.72(4/30)まで上値を更新したが、

●ブルトラップ(強気の罠)となって二番天井を形成、
持ち合い(レンジ)の下限157.46(3/19)を割り込み、
125年4月からの上昇チヤネル下限(下値支持線)まで下げてきた

●果たして、25年4月安値139.87から26年4月160.72まで1年にわたる上昇局面は、
昨日4/30( 160.72)を戻り高値
(チャートフォーメーシヨンは、24年4月高値161.95を「頭」、
26年4/30高値160.72を「右肩」)として、

円キヤリートレードの巻き戻しとともに、
次なる4ヶ月(17-20週)サイクルボトムの6月(6月第1週ー第4週)に向け、
「152.75-147.83」(25年4月安値139.87からの上げに対する38.2%-61.8%)、から、
145.85(23年1月安値127.21からの下値支持線(三尊天井のネックライン)(4/30現在)を試す

調整局面に向かうか、
または、強気派が期待する更なる円安か、
ドル円及びクロス円の5月相場に注目したい

2026年5月1日のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。

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プロフィール

伊藤寿彦

伊藤寿彦

いとうとしひこ:元外資系銀行チーフディーラー。 エフピーネット(株)インベストメントアドバイザー。 独自の時間分析(タイムサイクル分析)が強み。

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