変わらない円を取り巻く環境

昨日は米国時間に入り、一部報道で「ガリバフ国会議長、イランの革命防衛隊の介入を受け対米交渉団を辞任」と流れ、停戦協議の停滞観測が浮上、リスク回避的な動きが急速に進みました。
交渉に向けて、穏健派と革新派が対立して、意見集約が難航しているということでしょう。
原油先物価格98ドル台まで急伸(引けでは95.85ドル)するなか、ダウがザラバでの下げ幅を600ドル超まで拡大とリスク資産を処分する動きが強まりました。
為替市場ではドルが買われ、USDJPYが昨日高値159.84まで上伸、EURUSDは同安値1.1670まで反落、ドル買いの流れからクロス円にも調整が入りました。
昨日は欧米で4月のPMI(購買担当者景気指数)が発表されていますが、市場の焦点が中東情勢に傾くなか、市場反応はほとんどありませんでした。
トレードポイント
すでに市場の注目は来週の主要中銀の金融政策の発表に移り(実は全て据え置き予想ですが…)、今週は目立ったイベントはありません。
来週は5月入りですが、米国の雇用統計は5/1ではなく、5/8の予定、これは調査の関係から、12日を含む週から数えて3週間後の金曜日という定義があるからです。
昨日は一時的にリスク回避の動きとなりましたが、震度は極めて小さく、日経平均株価が6万円の大台に到達するなど、中東情勢はほぼ織り込みといった感じです。
4年前、ロシアがウクライナに侵攻して、初動こそ大騒ぎとなりましたが、徐々に市場は戦況に耳を傾けなくなり、ファンダメンタルズに沿った動きとなりました。
この先に、原油先物価格が反落して元の水準に戻るには相当の時間を要すると仮定すると、日本の交易条件の悪化も当面続くことになります。
巨額のデジタル赤字も含め、円売り材料満載の構図は変わらず、USDJPYの161.95の更新に時間を要するかもしれませんが、根強い円売りが続くということでしょう。
こちらは有料メルマガ「Smart LogicFX」より一部抜粋、時間をおいて配信しています。
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