公開日 2025年7月10日

ユーロドルの1.2000

マーケットはTACO(Trump Always Chickens Out =トランプはいつもビビってやめる)を気にしており、猶予期限が9月1日に伸びるのではないかという一部の意見もあります。ただトランプ氏はイランの件もあるので、あまりTACOを意識しない方がいいのではと想定しています。
ユーロドルの1.2000

市況の前に、7月月初のイメージと実際の為替の推移が相違しているので確認を。

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添付したのは、月初来の主要通貨の対米ドルの騰落率。

7月初日こそ、今年前半のドル安のイメージどおり、ドルは下落、7月1日にドル円は142.68円まで下落しています。

ただその後ドルは全面高です。このドル高に寄与しているのはドル円とNZDUSD。

既報のようにドル円は7月に入れば、投機筋が夏季休暇前に円long(ロング)を縮小する可能性が高いため、ドル円は反発すると想定していましたが、月初からいきなり円安に。

サンプルはわずか9日だけなのですが、コンセンサスと相違し、ドル円のみならず主要通貨すべてドル高に推移しているのでちょっと警戒しています。

もうひとつ気になるのがユーロドルの1.2000。

下記は先月ご紹介させていただいた ECB ルイス・デギンドス副総裁のコメント。

「ECBは現在の1.18ドル前後の為替レートを超過する可能性はあるが、1.20ドルを超える水準ははるかに複雑になる」

「いかなる種類のオーバーシュートも避けるべきだ」

短期的には1.2000に近くなるとユーロドルが失速してきますが、こうしたコメントが影響していると考えています。

9日のマーケットの話題の中心はNVIDIA。NVIDIAの時価総額が一時4兆ドルを突破しています。


4兆ドルの大台乗せは史上初めて。

世界の金融市場におけるNVIDIAの圧倒的な地位が改めて示された格好。

株価上昇の原動力は、主要顧客によるAI投資継続の姿勢にあり、
同社のコンピューティングシステムに対する需要が引き続き強いことを示している。
エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは来週訪中し、
中国指導部と会談する予定だとFT紙は報じた。

同社は中国向けの新たなAI半導体の発売を計画しているとされる。(Bloomberg)


4兆ドルは凄まじいですね。

関税が次々と発表される中、猶予は8月1日になっています。

マーケットはTACO(Trump Always Chickens Out =トランプはいつもビビってやめる)を気にしており、猶予期限が9月1日に伸びるのではないかという一部の意見もあります。

ただトランプ氏はイランの件でもあっさり攻撃したため、あまりTACOを意識しないほうがいいのではと想定しています。

昨日ユーロ円を利益確定して久しぶりにFXはスクエア。

ユーロ円かスイスフラン円の押し目を探していますが、どちらも安値からすでに17~18円急騰しているため、高値掴みしないよう慎重に。

日経先物のlong(ロング) のみ。


西原宏一のシンプルトレードの一部を抜粋してお届けしています。
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プロフィール

西原宏一

西原宏一

元外資系銀行チーフディーラー。 エフピーネット(株)インベストメントアドバイザー。 株式会社CKキャピタル代表取締役・CEO。 鋭い視点のファンダメンタルズ分析が強み。

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