NY金 上値の攻防を注視

NY金(週足)サイクル分析

●上記チャートは、NY金の週足である、
●NY金は、15年12月安値1045ドルから、
一相場600ドル(659/639/631/669)の四段上げで、
2973ドル(25年2月)まで上げた後
2844ドル(2/28)からの五段目は、トランプ関税による米資産市場の急落を受け、
避難先として、金買いが加速、
一気に、3509ドル(4/22)まで、665ドルを上げ、
一相場600ドルの五段上げを達成(4/23値幅レポート参照)

●ここからの下げは、3123ドル(5/15)まで下げ、
9週移動平均に下値を止められて持ち合っていたが、
中東の軍事的緊張を受け、3476ドル(6/16)までリバウンドしてきた
●当面のポイントは、上値は、4月高値3509の攻防である、
3509ドル(4月)前後で上げ止まれば二番天井シナリオだが、
クリアーブレイクなら、「3754―3792ドル」(一相場600ドルの六段上げ)に向け
上値余地が拡大する
●下値は、3331ドル(9週移動平均)がポイント、
週終値で、3300ドルを割り込むと、ネックラインの、
3123ドル(5月安値=六段上げの起点)、
3100ドル割れで上昇一服、
最終ラインの3062ドル(26週移動平均)を試すことになる
●時間面では、NY金は、週足サイクルとして、
2つの、18―21週サイクルからなる
37-39週(8ヶ月)サイクルが重要な天底を形成、この時間構成が有効なら
●2/20高値から今週(6/16-20)まで19週、24年9/26高値から39週が経過、
時間面は、重要な高値の時間帯に入っている
(最長は、2/20高値から21週目の(6/30-7/4)
●上昇一服か、中東の軍事的緊張がもう一段エスカレート、
安全資産としての金買いに、4月高値3500ドルを突破、
3700ドル台に向け更に上値を追うか、
重要時間帯に入ったNY金の、今後2週の上値の攻防に注目
2025年6月20日のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。