公開日 2025年6月12日

米PPIの結果に注目

米5月のCPIは市場予想を下回り、為替市場では主要通貨に対しドル売りの市場反応。本日の米5月PPIも予想を下回ると読むのがメインシナリオ。懸念は変動率の低下。
米PPIの結果に注目

米中協議が形式的な進展、米5月のCPI(消費者物価指数)が市場予想を下回ったこともあり、リスク資産である米株は買い先行で始まりましたが続かす、前日比ではマイナスで引けています。

金利は低下、午後に入り実施された10年国債の入札も堅調な結果で切り抜け、金利は一段の低下、利下げの織り込みも若干進んでいます。

為替市場では主要通貨に対しドル売り優勢の展開のなか、USDJPYが昨日安値144.33まで反落、EURUSDが4/22以来の高値1.1499まで上値を拡大しています。

こうしたなかで、米国政府から中東地域の緊張の高まりから、在イラク大使館職人に退避勧告が出されていますが、全体のムードをやや暗くしています。

トレードポイント

昨日のCPIは市場予想を下回る番狂わせとなっていますが…。

(1)企業が(輸入による)物価上昇を転嫁せずに自社で吸収している
(2)関税前に在庫を膨らませていた
(3)CPIは下流に位置していることもあり、まだ関税の影響が川下に漂着していない、
  等が理由でしょう。

本日は米国で5月のPPI(生産者物価指数)が発表されますが、予想値は以下の通り、

PPI:前月比、(予想+0.2%、前回-0.5%)
PPI:前年比、(予想+2.6%、前回+2.4%)
コアPPI:前月比、(予想+0.3%、前回-0.4%)
コアPPI:前年比、(予想+3.1%、前回+3.1%)

前月のまさかの低下の反動から、あくまでゆるやかな反発予想ですが、CPIが市場予想を下回ったこともあり、川上のPPIも同じ予想をするしかありません。

1つ変数となりそうなのは(3)の存在、漂着に時間がかかっているだけとすると、PPIは静かな上昇となる可能性があります。

読みにくいですが、重要度という点ではPPIは格下、CPIが下振れた以上、PPIも予想を下回ると予想するのがメインシナリオだと思います。

日々のUSDJPYの引けの水準に注目すると、先週金曜以来、4営業日続けて144円台で引けと大きな動きは影をひそめ、全体的な変動率は低下基調となっています。

ドタバタしてポジションを入れ替える機運に乏しいこともあり、現状維持。


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プロフィール

竹内のりひろ

竹内のりひろ

元外資系銀行チーフディーラー。 エフピーネット(株)インベストメントアドバイザー。 為替・金利など幅広いアプローチからの独自の相場展望をできることが強み。

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