開発者が解説!スパンモデルの基本と活用法
過去36年のトレード経験に基づいた、独自のチャート分析手法やトレード論を解説!
独自のチャート分析手法(「スパンモデル®」「スーパーボリンジャー®」「アクティベート時間分析®」等)による相場分析方法。過去36年に及ぶトレード経験に基づいた、メンタル面からのトレード論も公開しています。Twitter https://twitter.com/murphyFX
マーフィー流サインツール「スパンオートシグナル」を用いた「スパンモデル」活用法の動画解説はこちらをご覧ください。(約35分)
以下に、動画でも解説しているトレードのポイントをご説明します。
相場は「相場力学」で動いている
「相場力学」は「価格的要素」と「時間的要素」の2大要素から構成されています。「価格」だけを見ていては不充分で、「時間」もチェックすることで、相場全体が見えてくるのです。
「価格」 ⇒ 縦軸の世界 Y軸
「時間」 ⇒ 横軸の世界 X軸
スーパーボリンジャーとスパンモデル
「スーパーボリンジャー」
価格的要素(縦軸)をより重視したチャートのことです。どこで買う、どこで売るかの判断に適しており、スパンモデルよりも比較的短期の判断に適したチャートです。
「スパンモデル」
時間的要素(横軸)をより重視したチャートのことです。いつ買う、いつ売りかの判断に適しており、スーパーボリンジャーよりも比較的長期の判断に適したチャートです。
「スパンモデル」の3つのスパン
1)青色スパン(短期トレンド方向を計る)
ローソク足との位置関係で判断。
2)赤色スパン(長期トレンド方向を計る)
赤色スパンの向きで判断。
3)遅行スパン(中期トレンドを計る、パラメーターは「26」)
ローソク足との位置関係(通常の陽転、陰転、絡み)で判断。
ゾーンとの位置関係(本格的な陽転、陰転、絡み)で判断。
青色スパンと赤色スパンの計算
「青色スパン」
(過去9本の高値+過去9本の安値)=A
(過去26本の高値+過去26本の安値)=B
(A+B)÷2=青色スパン
「赤色スパン」
(過去52本の高値+過去52本の安値)÷2=赤色スパン
「9」「26」「52」は、いずれも、「基本数値」として重要な数値です。相場は、「基本数値」の影響を受けて波動を描いていくため、時間リズムの把握は、相場の波に乗る上で極めて重要です。
スパンオートシグナル
「スパンオートシグナル」は、スパンモデルを使いこなす上で、極めて効果的なチャートです。スパンモデルにて重要な指標である「スパンモデルシグナル」、「赤色スパン」の変化を「背景色」や「四角枠」で教えてくれます。
スパンモデルのメリットを最大限活かしたトレードを行う上で、「スパンオートシグナル」は必須のツールと言えます。
「スパンモデル」の3つのスパン
1)青色スパン(短期トレンド方向や勢いを計る)
ローソク足終値が青色スパンの上方 ⇒ 買い優勢
ローソク足終値が青色スパンの下方 ⇒ 売り優勢
2)赤色スパン(長期トレンド方向を計る)
赤色スパンの向きが上昇方向 ⇒ 買い優勢
赤色スパンの向きが下落方向 ⇒ 売り優勢
3)遅行スパン(中期トレンド方向や勢いを計る)
遅行スパンがローソク足やゾーンの上方に位置 ⇒ 買い優勢
遅行スパンがローソク足やゾーンの下方に位置 ⇒ 売り優勢
遅行スパンがローソク足やゾーンに絡み ⇒ もみ合い
遅行スパンとローソク足との位置関係 ⇒ 短期の判断
遅行スパンとゾーンとの位置関係 ⇒ 長期の判断
スパンモデルシグナル
◆買いシグナル ⇒ 青色スパン上、赤色スパン下で点灯(青色四角枠)
◆売りシグナル ⇒ 赤色スパン上、青色スパン下で点灯(赤色四角枠)
尚、スパンモデルシグナルは単純な売買シグナルではない点に注意が必要です。そもそも、「シグナル」と「サイン」は異なります。
例えば、「買いシグナル」であっても、「買いサイン」となったり、「売りサイン」となったりします。いずれのケースかはシグナル点灯時の終値の位置次第で決まります。(後述)
ゾーンとスパンモデルシグナル
◆サポートゾーン(青色)⇒ 青色スパンが上、赤色スパンが下
◆レジスタンスゾーン(赤色)⇒ 青色スパンが下、赤色スパンが上
スパンモデルシグナル点灯時、終値がゾーンの上に位置 ⇒ 売りサイン
スパンモデルシグナル点灯時、終値がゾーンの下に位置 ⇒ 買いサイン
「買いシグナル」(青色四角)であっても、終値がゾーンの上にあれば、「売りのサイン」となる、ということです。したがって、「買いシグナル」が買いサインとなるか売りサインとなるかは、終値次第で決まるのです。
「スパンモデルシグナル」の意味
1)「シグナル」点灯時(猶予期間)は、相場の「変化時間帯」である。
「シグナル」点灯するタイミングは、相場が「変化」する、つまり、
(1)相場の動きが加速する ⇒ 「順行」
(2)相場の方向が転換する ⇒ 「逆行」
上記2つのタイミングであることを示す。
2)「猶予期間」は5本(1時間足以上)から8本(1分、5分足)。
30分足なら6本、15分足なら7本が目安。
スパンオートシグナルのご案内ページはこちらです。
https://www.xfine.info/sauto/
この記事は、メルマガ&掲示板「マーフィーの実践トレードコーチング」から抜粋しています。