投資環境が変わり、投資常識も変わった
なぜ一般投資常識と違うのか
投資環境が大きく変わり、常識も大きく変わりました。
激動の時代になったからです。
リアルインテリジェンスやイーグルフライの投資の考え方は一般的な投資の考え方と異なっていたり、他では聞いたことがない手法や取引を推奨している理由がこれです。
新常識になったといっても、今迄見落とされてきたものといってもいいでしょう。
環境の変化
・激動の時代になって投資環境が大きく変わった
・サバイバル時代の新しい常識になった
・激動の時代は過去の延長線上に未来がない
・資産防衛が最大の利益になるようになった
新しい具体的な投資の基本ポリシーは次のとおりですが、これは昔からの投資の本質でもあります。
基本ポリシー
・損をしない投資をする
・分かりやすい時だけポジションを持つ
・リスクを最小にして利益を出す
・ストップロスを活用する
・資産防衛を優先する
・投資を激動の保険とする
・時代に乗る
多くの人は激動の時代になったことを認識せず
過去の延長線上に未来を予測するので
確信を持って間違えることになります。
いくら適切な助言を受けても基本的な投資ポリシーの本質を理解せずに今迄のやり方を引きずっていると利益にならないことになります。
バフェットも損をしないことを最優先
ウォーレンバフェットも損をしないことを最重要ルールとしています。
バフェットの2大ルール
ルール1 絶対に損をしないこと。
ルール2 ルール1を絶対に忘れないこと。
損をしないとは
損切りをしないではなく
含み損を抱えてもよいわけでもありません。
長期投資は高値を買うのではなく底値で買うのであり
分かりやすい相場の時だけポジションを持つ
間違ったと思ったらすぐにロスカットするという意味です。
実際にバフェットは間違ったと思ったらすぐにロスカットします。
ロスカットが実に早いです。
逃げ足が速いことが大事です。
予測と反対に動いた時は分かりやすい時ではなかったという意味なのでストップロスで逃げることになります。
バフェットの最重要ルールは金融危機が来ても損をせずに資産を増やすということです。
今迄、この当たり前のことが投資常識になっていなかったのです。
金融資産の半分をゴールドに
2001年から金融資産の半分をゴールドにするようにお勧めしてきたことも、他では聞いたことがないことの一つです。
これをハイリスクと捉えるのかリスクマネジメントと捉えるのかは
激動の時代を認識しているかどうかで全く違います。
実際にゴールドが株より急騰している理由が
リーマンショック以降の通貨価値の下落であることを理解すれば、
ゴールドが激動の保険になっていること
資産防衛が最大の利益になっていることが分かります。
また、投資はその時々に分かりやすい相場だけ取引することが大切ですが、
ゴールドの底は本当に分かりやすい底だったのです。
2001年ゴールド価格は産金コストを下回っており、金鉱山会社が多量のゴ-ルド先物の売りポジションを持っていた時です。
長期上昇を見込める他にないような一番分かりやすい美味しい相場だったといえます。
分かりやすい時にポジションを持つのが基本です。
ちなみに、現在はゴールドが、大きく上昇してきたので今から買う人は、こちらを参考にしてください。
https://real-int.jp/articles/2658/
金融資産の半分をゴールドで持つことに対するリスクはローリスク ハイリターンだったといえます。
ローリスクな投資
このようにリアルインテリジェンスやイーグルフライの投資の考え方が一般的なものとは違うといっても、その内容は慎重な保守的な取引で、当たり前のことです。
次の当たり前のこと、次の常識を先取りしてきたといえるでしょう。
前提となる考え方としては次のようなものがあります。
前提となる考え方
・損をしない
・慎重な取引
・良い意味で保守的
・チャンスを活かす
・ローリスク ハイリターン
・ストップロスを積極的に活用
かなり慎重な投資スタイルです。
この前提を理解しないと的外れな取引になる可能性大です。
サバイバル思考
激動の時代に資産を保全したり投資するにはサバイバル思考をすることが必須です。
この記事も合わせて、お読みください。
https://real-int.jp/articles/2498/
激動の時代に起きること
激動の時代は突然の金融危機・株暴落がきて次のようなことがあるでしょう。
①連続ストップ安
ITバブルの末期2000年2月に東証一部の光通信という携帯電話販売会社が60億円の黒字から130億円の赤字への大幅下方修正となり、株価が24万円から3ヶ月で8000円台に急落したことがあります。
この際に20営業日連続ストップ安という過去最大の連続ストップ安事件がありました。
ストップ安とは
1日の値幅制限いっぱいまで下げることです。
連続ストップ安とは
1日の値幅制限いっぱいまで下げることが毎日連続することです。
買っていた人は売り注文を出しても約定しない日が続くことになります。
光通信は20日営業日も暴落が続いたのです。
売り注文が殺到し買う人は皆無の状態です。
投資家は逃げたくても逃げられなかったということです。
②乱高下
911米国同時多発テロの時、2001年9月、日本の株式市場では一般の株はストップ安で始まるものが多かったです。
一方で原油関係の株などはストップ高で始まったものの、ジリジリ下げて終値はストップ安になってしまいました。
ストップ安の銘柄ばかりで売るものが無いために全銘柄が売られたのです。
一日でストップ高からストップ安になることは通常は無い現象です。
激動の時代はこのようなことが多発すると予測しており、それを避けるためにはストップロスについて、その本質を理解して活用することが大切です。
③突然暴落
2024年8月、日経225は、大きな材料も無いのに過去最大の暴落となりました。
日経225日足
ストップロスを入れずにレバレッジをかけていた人は破綻に追い込まれた人も多いです。
ストップロスの本質
ストップロスを安易に考えている人が大半です。
ストップロスを上手に活用することが激動の時代の王道です。
①ストップロスをしっかり入れる
底値圏で長期投資(レバレッジなし)の場合にはストップロスは不要ですが、それ以外は必須です。
②ストップロスとは無縁の指数を取引する
個別株や商品、先物などは連続ストップ安がありますが
指数(日経225やニューヨークダウ)ではほとんどの場合、ストップ安はないので、ストップロスで逃げることが可能です。
③CFDなどを取引する
短期的取引では
CFDや為替取引・FXは基本、月曜日から金曜日までほぼ連続して取引できるのでストップロスも有効です。
日経225、ニューヨークダウ、ゴールドなどのCFDでは市場が開いてない時、祭日でも取引できるのです。
日本が祭日でも、日本時間の朝からニューヨークダウも日経225もゴールドもほぼ連続して動いているので取引できますし、ストップロスで逃げることができます。
従って短期取引はETFや先物ではなくCFDの取引きを、お勧めしています。
朝起きたら、大暴落していて資産を失ったということがストップロスで回避されます。
特に先物で取引するメリットは見当たりません。
④買値上ストップ売値下ストップ
一般に聞いたことがないストップロスの運用法です。
損をしないためのストップロスでイーグルフライの慎重さからきています。
こちらをお読みください。
https://real-int.jp/articles/1057/
是非、活用してください。
⑤トレールを活用する
利益を伸ばすため、利益確定のためのストップロスです。
上昇する相場の場合、上昇する相場に合わせてストップロスを上げていき、急落したら利益確定です。
ローリスクの時だけ取引きする
イーグルフライでは、
安全な投資、
リスクを回避する取引、
ローリスクハイリターンの取引を目指しています。
ローリスクハイリターンを実現するためには
自分が分かりやすい相場の時だけ取引することが大事です。
わかりやすい時とは
相場がわかりやすい時とは
乱高下している時や動きが怪しい時を避け
・抵抗ラインで取引する
・時間分析でタイミングを見定める
・イベントでタイミングを見定める
・チャートから判断する
・7周年周期など分かりやすいパターンを活用する
などがあります。
https://real-int.jp/articles/2698/
ゴールド/円を見送っていた理由
ゴールドは現在高値圏なのでイーグルフライでは短期的取引の助言が多いです。
ゴールド/円は
ゴールド/ドルとドル/円を合成したものです。(掛け算したものです)
先日までのようにドル/円が乱高下したり動きが怪しい時は
ゴールド/円を取引するより
ゴールド/ドルを取引する方が
分かりやすいです。
つまり、今のゴールド/円は分かりにくい時、リスクが大きいので
ゴールド/円の短期は見送り
ゴールド/ドルの取引を推奨していました。
ちなみに私が長期で保有しているゴールドはゴールド/円しかありません。
まとめ
新しい常識の全てを解説できませんでしたが、これを読まれて激動の時代の投資は今迄の投資の考え方と違うことが分かってきた人も多いと思います。
相場が乱高下しても一喜一憂しない
新しい常識を身に付けていくことをお勧めします。