公開日 2021年4月13日

AIは頭を使っていない?AIは投資を教えられない?

金融機関のディーリングルームに行くと人がほとんどいません。AIなど機械に置き換わっているからです。AIは相場に頭を使っているわけではないので相場の本質を教えることができません。
AIは頭を使っていない?AIは投資を教えられない?

人はいらない?

金融機関のディーリングルームは、どんどん人が減ってAIに置き換わっています。
人件費をかけるよりAIに仕事をさせた方がよいという判断です。AIは24時間休まず働きますし文句も言いません。
実はAIと人とは全く違う取引をしています。

AIは相場に対して頭を使ってない?

現在のAIは世界動向や相場全体の本質を理解して判断しているのではありません。言語解析や相場の急変にいち早く追従することが仕事です。

言語解析
報道などの言語解析をして「北朝鮮がミサイルを発射した」という報道があれば、人間より早く株の売り注文を出します。

相場の急落に追従売り
相場の動きで急落があったら、人間より早く追従して売りを仕掛けます。

人間より早く注文できるというのがAIのトレードのやり方です。

このように相場については頭を使っていないのです。
つまり、現在、AIが実行するトレードで優れているのは指の速さ(オーダーの速さ)なので、相場に対して頭が良いということではありません。

また、すでにAI同士の戦いになっているので、なかなか利益が出せなくなっています。
他のAIの動きを読んで行動することをどのAIもやるからです。

相場の本質が分かるのは人だけ?

AIではありませんが、コンピューターがチャート分析をして自動売買するEAというプログラムがありますが、これは常に利益になるわけではありません。
最初は利益を出しても数ヶ月すると相場が変化するため使い物にならならなくなるのです。

今のこのような上昇トレンドの時にはこのEA、横ばいになってきたらこのEA、とEAを切り替える必要があり、その切り替える仕事は、人(プロトレーダー)の仕事になっています。相場を判断するのは、まだ人間の方が得意でコンピューターは一定のパターン認識しかできない状況です。

量子コンピューターになってもAIから学ぶことができない?

今後、格段に計算スピードが速い量子コンピューターが活用されてくると人間のチーフトレーダーのような取引ができるかもしれません。

しかし、AIのディープラーニングとなると個々のAIが何を学んで、どうしてその結論を出したか分からないブラックボックスになります。

ブラックボックスだということは私たちが相場の本質をAIから学ぶことはできませんし、検証ができないので常に利益を出せるかどうかも不明です。過去の経験が役立たない相場の時には、そこから学習することになります。

こちらの記事も参考にしてください。

AIは相場の本質を教えることができない

今、金融機関内にプロトレーダーがいなくなり、チーフトレーダーもいなくなっています。
もともとトレーダー以外の社員は株などの売買も禁止されているので取引の実践をすることができません。金融機関で相場の本質を理解している人が、ほとんどいない会社が増えていることになります。

最後のチーフトレーダーの世代が竹内のりひろさんの世代なので、私たちは早めに彼らから学ぶ必要があると思います。


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プロフィール

松島修

松島修

エフピーネット株式会社 代表取締役 投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第1898号、インベストメントアドバイザー、経済コンサルタント、ベストセラー作家

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