エゼキエル戦争とは
動画で見たい方はこちら
エゼキエル戦争とは
エゼキエル戦争とは旧約聖書の預言書のエゼキエル書の38章39章に書かれた世界最終戦争・終末戦争といわれている戦争です。
ロシアとイランとトルコ、そしてスーダン、エチオピア、リビア、ドイツなどの国々が連合を組んでイスラエルに攻め込む戦争がエゼキエル戦争です。
エゼキエル戦争は世界最終戦争だといわれていますが、エゼキエル戦争で世界が終わるわけでもなく、戦争はその後もあるはずなので最終戦争という表現は正しくないともいわれています。
エゼキエル戦争は、大患難時代に入る前の歴史的な分岐点に位置する重要な意味のある戦争です。
大患難時代とは7年間、地上を大きな患難が襲う時です。
聖書に書かれた「ハルマゲドンの戦い」はエゼキエル戦争とは別の大患難時代の後半の戦いです。
いずれにしても大患難時代の後は明るい未来となります。
大患難時代については大事ですが、今回は扱いません。
エゼキエル戦争を正しく理解することで、今後の世界動向を知ったり、何をすると良いのかが見えてきます。
エゼキエル戦争はあり得ないと思われてきた
エゼキエル戦争は、あり得ないと思われていました。
その理由は次の通りです。
①そもそもイスラエル国がなかった
AD70年頃にイスラエルは国を失い世界に離散していたからです。
しかし、イスラエルは
1948年の第一次中東戦争と
1967年の第三次中東戦争により、
奇跡的にパレスチナの地に1900年ぶりに建国しました。
②連合を組む相手とは思われなかった
ロシア、イラン、トルコが連合となってイスラエルを攻めるとされていますが、ずっとお互いに仲が悪いので、その国々が連合するわけがないと思われてきました。
ところが、最近になって各国間の状況が急激に変化してきて、ロシア、イラン、トルコは関係が良くなり、すでに連合を組んでいる状態です。
イランもトルコに続いてロシアの最先端のS400ミサイルシステムを導入交渉しています。
イランもトルコも、もともと親イスラエルだったのですが、現在は反イスラエルになりました。
急激にエゼキエル戦争の前提が整い、現実味を帯びてきたのです。
この記事にもイランとトルコについて書いたので、合わせてお読みください。
https://real-int.jp/articles/1241/
アブラハム合意
2020年8月13日、トランプ米大統領の仲介で、イスラエルとUAE(アラブ首長国連邦)が、国交樹立、正常化することで合意しました。
これをアブラハム合意といいます。
ja.wikipedia.org
アブラハム合意とは、聖書に登場する人物アブラハムにルーツを持つ3つの宗教が合意したという意味です。
次の3者が合意した記念的な出来事だったのです。
イスラエルはユダヤ教
アラブ人(UAE)はイスラム教
米国はキリスト教
イスラエルは1979年にエジプト、1994年にヨルダンと和平条約を締結し、UAE(アラブ首長国連邦)は3ヶ国目の和平条約です。
UAE(アラブ首長国連邦)にとってイスラエルは宿敵だったのでアブラハム合意は大きな快挙だったのです。
この合意で猛反発したのが、実にイランとトルコだったのです。
聖書の預言の通りに時代が進んでいるといえます。
ということは今後の動きも読めるということです。
超自然的にイスラエルが勝利
エゼキエル戦争の結果は明確です。
超自然的にイスラエルに侵攻しようとしていた連合軍は大敗、イスラエルが勝利します。
連合軍が進行中に次のことが起きます。
巨大地震
同士討ち
疫病、流血、豪雨、雹や硫黄が降る
これらによって連合軍が壊滅的被害を受けると書かれています。
そして、これを世界がリアルタイムに目撃するとされています。
エゼキエル書が書かれた紀元前の時代にはTVもスマートフォンもありませんが、今は、地球上のほとんどのエリアで戦況を同時に目にすることが可能です。
ここでは核は使われないようです。
超自然的にイスラエルが大勝する理由はイスラエルと世界が神を知るためとエゼキエル書に書かれています。
第三神殿がエゼキエル戦争の開始?
エゼキエル戦争の環境は、現在整っています。
エゼキエル書には戦争が始まる時期は書いてありませんが、一つの目安になるかもしれないのはエルサレムに第三神殿が建てられる時期の前後にエゼキエル戦争があるということです。
エゼキエル戦争の後かもしれません。
第三神殿とはイスラエルの神殿で、第一神殿と第二神殿は過去に破壊され、その建て直しです。
第三神殿を建てる場所は第一神殿と第二神殿が建っていたエルサレルの旧市街地です。
しかし、現在、そこにはイスラム教の神殿である岩のドームが建っています。
イスラム教の神殿を解体して第三神殿を建てるわけにはいきませんが、実は、そこではなく少し離れた場所だという説もあります。
岩のドーム Dome of the Rock
現在、第三神殿の建築資材はプレカットされ、神殿内で使われる調度品は全て準備されているので建築しようと思えば一夜城のように短期間に建築可能だとされています。
第三神殿でいけにえになる完全な赤い雌牛が5頭、2000年ぶりに見つかり、2022年9月15日に米テキサスからイスラエルに運ばれました。
黒い毛や白い毛があると完全ではありません。
ケガがあっても完全ではないので、現在、イスラエルで厳重に管理され飼育されています。
jpost.com
検査イメージ、実際の完全な赤い牝牛ではありません
もし、イスラエルの第三神殿が作られたとなれば、エゼキエル戦争が近いと判断ができます。
seishonews.com 第三神殿の模型
最近、特に目まぐるしく展開が進んでいます。
気付いたことは無料メルマガのリアルインテリジェンスに書いていきますので、ご登録ください。
黙示録の時代
すでに世界は黙示録の時代に突入したと判断しています。
ユダヤ暦も預言的です。
大事なことは、未来の歴史から学び富を拡大する実践的な知恵です。
この記事も合わせてお読みください。
https://real-int.jp/articles/2316/
今のイスラエル戦争はイスラエル過激派が約束の地・大イスラエルを自分たちの力で実現しようとしていることが原因だと判断しています。