理想の投資教育 本質の理解
間違いだらけの投資教育
一般に行われている投資教育は本質から遠いものが多いです。
① 投資商品を売るための教育を投資教育といっていた
金融業界では長らく投資商品(ファンド等)を売るための教育を投資教育といってきました。
無料投資セミナーは個人投資家にメリットがあるのではなく自分たちにメリットがある投資教育だから無料なのです。
ある無料投資教育セミナーでは、
「投資は難しいのでプロに任せましょう。
〇〇ファンドを買いましょう」
という内容でした。最悪の投資教育です。
そしてそのファンドのパフォーマンスは日経225(インデックス)以下なのです。
プロが指数に勝てない不都合な真実を次の記事に書きました。
https://real-int.jp/articles/1010/
②いつでも金融商品を売るための論理
常に投資商品(ファンド等)が売れないと困るので、売るために都合が良い投資論理が展開されています。ポジショントークといいます。
×20年間下落し続けても優秀なファンド
指数より良ければ優秀なファンドと定義され20年間の株価下落局面で、20年間ずっと下落し続けたファンドでも、インデックスより少しでも下げ方が小さいと優秀なファンドとされます。
20年間の長期株下落トレンドの時は、6%複利の定額貯金にお金を預けた方がよっぽどパフォーマンスが良い時代でもファンドを買わせるための教育がされてきました。
×ドルコスト平均法は最高の投資法
毎月、同じ額だけ購入する「ドルコスト平均法」は理想の投資法だと教科書に書いてあったり、セールストークで使われます。
しかし、日本株の長期下落し続ける相場でドルコスト平均法は20年間以上愚かな投資法であり続けましたが、それでも理想の投資方法と伝え続けられたのです。
ドルコスト平均法は右肩上がりの相場が前提で、右肩下がりの相場ではデメリットであることが書いてありません。
https://real-int.jp/articles/578/
×ポートフォリオ
世界中の各相場(株、商品、為替、債券)の連動性が強い現在、ポートフォリオが成り立たなくなっています。
連動して動かない銘柄を分散することがポートフォリオの目的なので、連動していては意味がありません。
「相場がどうなるか分からないから分散してポートフォリオを組みましょう」という提案も聞きますが、どうなるか分からないならば、投資しない方が良いともいえます。
もちろん、一定の中でのポートフォリオはありますが、むやみに分散するのは意味がありません。
そもそも、グレートリセットがあると長期下落相場になる可能性もあります。
相場論理のほとんどが右肩上がりが前提となっていますが、その前提が継続するとは限らないのです。
グレートリセットの理解が大切です。
https://real-int.jp/articles/2105/
③ 報道が間違っている
報道を見て勉強するように推奨されることが多いですが、一般の報道はフェイクニュースやプロパガンダが多いです。
報道が間違いであるだけではなく政府発表が間違いであることも多いです。
視聴率・アクセス目的
「中国株下落でテスラ株が下落」というニュース報道がありました。
おかしいと思って、チャートを確認してみると、実際には中国株が急落した時、テスラ株は上昇していました。
このような間違った報道の理由は、皆が注目しているキーワード「テスラ」をニュースタイトルに入れるとアクセス数が増えるからです。
記事の中身もテスラについて言及するものではありませんでした。
メディアはアクセスを集めることが目的となっている傾向が強いので、自分の目で確かめることが大切です。
個人投資家寄りの情報を得られる第三のメディアが必要な理由です。
政府の情報操作
米雇用統計の数字が良かったので米国は景気が良いという報道が先日ありました。
実態は、収入減によって仕事を複数する人が増えているので雇用統計の数字が良くなっているように見えただけで、実際には景気は悪化していたのです。
他にもインフレになっていることを隠すために調査データ対象を変えたり、不動産価格の下落を隠すために標準地を変え、連続性を無くしてデータ改ざんするのは常套手段です。
データ改ざんできない場合、データ取得を止めてしまうことまであります。
政府に都合が悪いデータの改ざんは当たり前のようにあるのです。
あおり報道
報道では日経225が約33年ぶりバブル経済崩壊後の最高値を更新という表現で報道されていましたが子供だまし的表現です。
日経225の最高値は、1989年12月29日の38,957円なので、これを更新するかどうかが本質的なポイントです。
チャートを見ると「バブル経済崩壊後の最高値を更新」を38,957円を越えるまで言い続けることになりそうです。
この報道は、あおっている感が強いので、これを聞いて高値で買ってしまう人も多いと思います。
日経225 6ケ月足 Tradingview
悪意の情報、反対の情報を流す
ジョージソロスがゴールドを買いたい時に、まずゴールドは下げると発言、報道されることでゴールド価格が下げたところを本人が買うというポジショントークは有名です。
これは1815年のナポレオン戦争で英国の銀行家のネイサン・メイアー・ロスチャイルドが、イギリスが戦争で負けたという偽情報を市場に流し、国債が暴落したところを、ごっそり買って大きく利益にした時から変わっていません。
市場を自分たちの都合でコントロールするのは金融の闇です。
世の中は情報操作が当たり前で、鵜呑みにする人が搾取されることになるのですが、情報操作があることも教科書には書いてありません。
正しい情報と手口を得ることで回避可能です。
④ 教科書と反対の動きになることが多い
教科書に書いてあることと反対に動くことが増えています。
景気が良いから株価上昇するのではなく、
株価上昇させて景気を良くするために金融緩和したからです。
この場合、景気悪化の指標が発表されると金融緩和期待で株価上昇ということも起きます。
特に激動の時代ほど教科書に書いてあることと反対に動くことが多くなります。
「不景気の株高」という言葉の意味さえ変わってきています。
昔、株が景気の先行指標なので不景気でも株価上昇開始
今、不景気なので金融緩和して株価上昇
本質を理解しないと確信を持って間違えることになります。
⑤ 本質が分からない人が教えている
相場の本質が分かっていない人が教科書を作っていることが多いです。
そのため本質なこと、実践的なことが教科書には書いてありません。
買うと下げ、売ると上げる人が教科書を作っていることが多いということです。
テレビに出演する経済学者や経済アナリストは相場の本質を理解していないので投資で失敗することが多いです。
次の記事を参考にしてください。
https://real-int.jp/articles/2090/
マインドセット教育については多くの人が確信を持って間違いを教えています。
なぜなら学校教育が間違ったマインドセット教育だからです。
https://real-int.jp/articles/2138/
もちろん、投資の教科書も間違ったマインドセットを推奨しています。
プロのいうことを鵜呑みにしないことも大事なリテラシーです。
⑥激動で常識は変化していく
投資の常識はどんどん変化していきます。
プロが確信を持って間違える時代であり、グレートリセットなど過去の延長線上に未来がない時代は常識や教科書が通じない時代です。
変化に追従、さらに先読みすることで対応可能です。
世界動向のゴールは分かっているので、大きな波に乗ることは比較的簡単だと認識しています。
https://real-int.jp/articles/2112/
⑦ 激動を投資利益にするという考え方がない
周期的に襲ってくる金融危機をどのように対処するかを投資教育では教えていないのは大きな欠陥だと思っています。
プロの多くが金融危機を予測できないので教えることができませんし、自分たちも大きな損失を出しています。
https://real-int.jp/articles/2064/
また災害も相場に大きな影響を与えますが、金融のプロたちは災害は想定外として処理するので、対処できません。
激動の時代には想定外の災害が当たり前にあるということを理解していないからです。
パンデミックも完全に想定内でした。
戦争、金融危機、想定外の災害が激動の時代の特徴だということを理解している人は極めて少ないのです。
激動を投資利益にすることが極めて大切です。
投資で大切なこと
間違った投資教育について解説しましたが、投資で大切なことは、どのように間違った状態に陥っているかを理解することです。
投資で大切なことはシンプルで次の3つです。
① 方向性
② タイミング
③ 正しいマインドセット
方向性とタイミングが分かるとは相場の本質が分かるという意味なので、理想の投資リテラシーとは次のようなものです。
理想の投資リテラシーとは
① 相場の本質を理解する
② ローリスクハイリターンの時だけ取引する
③ 正しいマインドセットを身に付ける
ローリスクハイリターンの時だけ取引するとは
分かりやすい相場の時だけポジションを持つという意味です。
ストップロスを、しっかり入れることも大事です。
これが出来ていないと多くの人は相場の天井で買ってしまい大底で売ることになります。
正しいマインドセットは無視されることが多いですが、一番大切なことです。
理想の投資リテラシーを身に付けることが理想の投資教育です。
理想の投資教育
理想の投資教育とは次の3要素です。
①正しい実践的知識
②その時々の正しい情報
③その時々の適切な助言を受ける
それぞれ簡単に解説します。
①正しい実践的知識
正しい基本的知識、実践的知識の理解
正しいマインドセットを知り、身に付ける
②正しい情報
実際に目の前で動いている相場で、その時々の相場の正しい解説を受けることにより相場の本質を理解することになります。
教科書的知識と報道では混乱することになります。
③適切な助言を受ける
相場の方向性とタイミングの助言を受ける。
ポジションを持つポイントの助言です。
その時々に一番美味しい投資先、日経225、ニューヨークダウ、ドル/円、ユーロ/ドル、ゴールド、原油、小麦などの推奨です。
実践的で具体的なアドバイス(助言)を受けることが極めて大切です。
また、金融危機で利益にすることも極めて大切なことです。
最後に、実際に少額のポジションを持つことからスタートです。
これらを実現しているのがイーグルフライです。
2001年以降の金融危機と大きな災害全てに対処し利益にしてきたことを記事にしましたので、合わせてお読みください。
プロが読むとあり得ないと思う内容なので私自身が一番驚いています。
https://real-int.jp/articles/2088/
投資助言には投資助言業登録が必要
有料で次の相場の方向性やタイミングのアドバイス(助言)をするには金融庁の投資助言の登録が必要です。
株 日経225、ニューヨークダウ、個別株
商品 ゴールド、原油、小麦、大豆
為替 ドル/円、ユーロ/ドル・・・・
他 暗号資産、債券、投資信託、オプション
有料のセミナー、メルマガ、LINE、アプリ、ツール、PDFレポート販売など全て助言業の登録が必要になります。
無登録は違法です。
違法な有料サービスが多いのでご注意ください。
知っていて登録していないのは確信犯、
無登録が違法なのを知らないのは基本的リテラシーの欠如です。
https://real-int.jp/articles/2161/