個別株より指数のパフォーマンスが良い

プロも指数に勝てない不都合な真実
昔は個別株しかなく、株式投資といえば個別株の購入でした。
プロも一般投資家も個別株の以下のような点を調査して投資していました。
特徴・理念
優位性
財務状況
今度の動向予測
つまり、運用のプロのファンドマネジャーが今後上昇しそうな銘柄を購入して運用したり、ファンドを組成していました。
ところが、そのような運用やファンドも指数に勝てないのです。(一時的に指数に勝つことや、ごく一部の例外はあります)
指数とは、日経225やニューヨークダウ、ナスダックなどで、日経225であれば、日本株の指定225銘柄を全部買うことです。
(実際には全部買うとは限りません)
優良株だとしても、それは、すでにマーケットが相場に取り込んでおり、今からは上昇しにくい株だということがあります。
また、これから上昇する株は、個別要因で急落することも多いような株です。
分析しても、相場が先に織り込み、買う前に上昇していることも多いです。
金融危機の前は特に危険
株のプロの人たちと話をしても、視点が低すぎて会話が成り立たないことが多いです。
彼らは個別株を見ており、見ている世界が違うからです。
これは生きている世界が違うということです。
株のプロが金融危機で大きく損をする理由は次の通りです。
・個別株ばかり見ていて全体が見えていない
・金融危機を利益にする概念がない
・現金化が必要なのに買いポジションを持ち続ける
・売りポジションを持つという概念がない
・20年以上の長期下落は想定外になっている
・激動の時代は個別株はリスクが高いのが分からない
東京電力株が超優良株から一瞬でボロ株になる激動の時代のリスクが見えていない。
それゆえ、毎回、金融危機で大きな損失を出しています。
含み損は損ではないという考え方は危険です。
https://real-int.jp/articles/2064/
間違える原因
プロであっても指数より低い運用しかできない原因の一つは、人は他人より頭が良い、成績が良いと勘違いをする生き物なので、他人を出し抜けると思っていることがあります。
投資でも仕事でもスポーツでも、一番大切なことはマインドセットといわれますが、ニュートラルに考えるには、正しいマインドセットが大切です。
投資でも仕事でも儲けたい気持ちが強い人ほど、儲からないことにつながります。
プロも指数運用に
プロが一生懸命に選別した株が、指数に勝てないことからプロも個別株から指数運用に移行しました。
アナリストやファンドマネジャーの人件費がかからないという分以上に、指数の方が成績が良いのです。
プロでも指数に勝てないという不都合な真実は米国では20年くらい前から常識になってきました。
近年は、プロを含めて多くの人が日経225やニューヨークダウなどの指数を取引するために、なおさら、指数のパフォーマンスが良くなっています。
他にも指数を取引するメリットはたくさんあります。
指数だから上昇する
指数に投資する人が多いということは、指数に採用されると上昇することになります。
指数銘柄が全部買われることになるので、指数が個別株より上昇しやすいのです。
国も指数を買うために、なおさら指数が上昇することになります。
リテラシーを得る
個別株を調べたり見ていくのは面白いと思う人もいらっしゃるのですが、時間がもったいないと判断しています。
その時間をリテラシー向上に使うと良いです。
指数の動きを見ていくことは世界情勢・経済情勢など、大きな視点を調べるために、知識の範囲が広がります。
同じ調べるにしても面白味が全然違いますし、リテラシーを身に付けることになります。
時間の節約になる
多くの銘柄の多くの項目を調べることは時間がかかります。
特徴・理念
優位性
財務状況
今度の動向予測
しかし、指数はこれらを調べる必要はないので調べる時間も短くて済みます。
チャートが綺麗
多くのチャートを複合したものなので、チャートが綺麗だということがあります。
チャートが綺麗だということはチャート分析がやりやすい、つまり分かりやすいチャートだということになります。
突発事故がない
指数は個別要因で急落することはありません。
倒産して株価がゼロになることもありません。
東京電力は、安定的で優良銘柄とされていましたが東日本大震災で一瞬にして投資不適格銘柄となりました。
違法性がない
世の中には違法性がある情報が多いですが、指数には違法性がある情報はありません。
違法性がある情報とは次のようなものです。
・インサイダー取引(最悪逮捕されます)
・風説の流布(偽のインサイダー情報)
・利益相反(特に多い問題となる取引)
利益相反とは、出来高の少ない株を、自分で買い、ネット等で皆にその株が上がると告知します。
皆がその株を買うことで株価は昇するので、自分は真っ先に売り抜けるという取引です。
指数には、これらの違法性のある情報はゼロです。
ポートフォリオになる
個別株は、複数の銘柄に分散してポートフォリオをつくることが良いとされていますが指数は、それ自体がポートフォリオです。
アクティブファンドが素人運用になるわけ
アクティブファンドには他にも不都合な真実があります。
アクティブファンドは優秀な人が運用したとしても
価格上昇して天井近辺ではファンド購入者が増えるので、
運用者は高い価格で買いたくなく、売りたいくらいでも、
泣く泣く買うことになります。
資金流入があると買わないといけないからです。
価格下落して大底近辺になると解約する人が増えるので、
運用者は売りたくなく、むしろ買いたいのに
解約者に清算金を払うため泣く泣く売ることになります。
つまり、アクテイブファンドは素人運用の方向に引っ張られるのです。
投資の王道の考え方
「イーグルフライ」では、世界の各相場(株・為替・商品・オプション取引など)の中から一番美味しい投資をすることを目的にしています。
そこで、日経225や、ニューヨークダウ、ナスダック、金(ゴールド)、原油(WTI)、為替などの各指数を扱っています。
(為替は指数ではないのですが、もともと指数的です)
株が全然ダメな時も、金(ゴールド)や為替が美味しい時があるので、その美味しいところだけを取引することが投資の王道です。
また、個別銘柄に投資するより、指数(ETF)に投資する方が安全で時間に対するパフォーマンスも良いからです。
個別株の売買が好きな方もいらっしゃいますが、個別の特殊要因や情報を得て時間を使って分析するより世界的な状況を判断して指数に投資する方が、王道と判断しています。
たくさんの個別銘柄を見るより、相場全体(個々の指数)を見た方が大きなトレンドに乗ることができたり普遍的な知識やリテラシーの向上になります。
個別銘柄ではなく、日経225やニューヨークダウなどの各指数を見て指数を取引することのメリットをまとめると次のようになります。
- 運用パフォーマンスが良い
- 指数だから上昇する
- 世界観を養うことができる
- 時間の節約になる
- チャートが綺麗
- 突発事故がない
- 違法性がない
- ポートフォリオになる
- 大きなトレンドに乗ることができる
- 普遍的な知識やリテラシーの向上
イーグルフライ
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