投資も激動でも一番大事なのに軽視される正しいマインドセット
投資・トレードで大切なこと
投資・トレードで大切なことは次の3つです。
① 方向性
② タイミング
③ 正しいマインドセット
正しいマインドセットが一番大切ですが、一番軽視されています。
マインドセットは学ぶというより身に付ける大事な要素です。
なぜなら、儲けたい気持ちが強いほど損失になる世界だからです。
マインドセットとは
ここでいうマインドセットとは具体的には次のようなものを意味します。
一般に考えられている内容より幅が広いです。
無意識の思考・行動パターン
心構え・信念・スタンス
前提・先入観
価値観
動機
感情
投資・トレードは勿論、ビジネスにおいても
スキルより、
戦略より、
マインドセットが大事です。
金融危機はチャンス、恐れない
金融危機はチャンスの時ですが、恐れはチャンスを失う原因になります。
また、恐れはセールスの常套手段であり、好ましくない投資商品の販売に使われることも多いです。
たとえば財産税で恐れさせて価値のない暗号資産を売りつけるようなことが行われています。
また、多くの人は恐れるだけで準備をしていません。
準備しておくことは大事です。
さらに恐れで判断を間違えることも多いです。
悪い感情や自己中心的な欲が間違った決断をするからです。
金融危機のチャンスを活かすためには正しいマインドセットが必要です。
多くの人は正しいマインドセットを身に付けていないので相場に飲まれてしまいます。
間違ったマインドセット教育が氾濫
一般に行われている投資・トレードのマインドセット教育は大きく間違っています。
間違ったマインドセットを身に付ける教育になっているのです。
一般に広く行われている間違ったマインドセット教育を紹介します。
間違いだらけのマインドセット教育①
まず、投資・トレードで儲けて何に使うか、何のために投資・トレードをするのか目標設定をさせます。
家購入・フェラーリ購入などを目標に設定させることになります。
これは自己中心的な欲を強化するため失敗に導かれます。
なぜなら、相場は皆の欲と恐怖で動くため、欲を持って投資・トレードすることで大衆心理になり、天井で買って、底で売ることになるからです。
大衆心理は富を失う心理なのです。
間違いだらけのマインドセット教育②
目標を設定したら、 毎月の利益目標設定させます。毎年の利益目標かもしれません。
これは、投資・トレードではやってはいけないことの筆頭です。
なぜなら、利益は相場次第なので、利益目標を設定することが相場を無視した自己中心の思いだからです。
ローリスクハイリターンの時、つまり分かりやすい相場の時だけポジションを持つことが王道です。
毎月の利益目標設定をすると、分かりにくい相場の時もポジョションを持ってしまい、損失になりやすいです。
損失を取り返そうとして取引量や取引回数を増やしてさらに損失を拡大することになります。
まさしく自己中心が強いと投資・トレードでは大失敗をします。
間違いだらけのマインドセット教育③
最終目的と毎月の目的を設定したら、その 目標の言葉や写真を壁に貼ったり、PCの壁紙にしたり、常に意識することを推奨します。
こうすることで欲を日々強化することになり、どんどん大衆心理になっていきます。
買うと下がり売ると上がることがどんどん増えていきます。
なぜ間違ったマインドセットを教えているのか
何で間違ったマインドセットが教えられているかといえば、教えている本人が間違ったマインドセットだからです。
間違ったマインドセットを正しいマインドセットだと思い込んでいるのです。
そのことを責めるつもりはありません。
なぜなら私たちが受けた教育が間違ったマインドセット教育だからです。
こちらをお読みください。
https://real-int.jp/articles/489/
間違ったマインドセットで溢れているのです。
正しいマインドセットの基本
間違ったマインドセットを紹介しましたが、正しいマインドセットの基本とは次の3つです。
① 愛されている存在。愛を動機とする
② 存在だけで価値がある
③ 人生の目的は世の中を良い方向に本質的に変革すること
これは人の本質であり、投資・仕事・人間関係全てに共通する正しいマインドセットです。
多くのことを身に付けるのではなく、この3つを身に付けることが基本です。
この正しいマインドセットの基本を投資・トレードに落とし込むと次のようになります。
正しいマインドセットの具体例
① お金を正しく管理する
「投資で儲けたい」ではなく
「自分に与えられたお金を知恵を使って正しく管理する」という意識が大切です。
ローリスク・ハイリターンの時だけ、
つまり分かりやすい相場の時だけ、
ポジションを持つことになります。
知恵を使わず、お金を銀行に預金しておくのはインフレの時代、通貨安の時代は危険です。
一方、金融危機で暴落する株や金融商品(ファンド等)を買うのはもっと危険です。
また、頻繁に取引を繰り返すことはバクチ的なので、これも危険です。
知恵と自制が必要です。
②待てる 休むも相場
投資・トレードでは休むも相場といわれるように休んでいる時の方が圧倒的に長いです。
頻繁に取引をしたがる人ほど、損失となります。
一般に取引手数料が安い取引業者が好まれますが、実は取引手数料が高い会社の方が顧客の利益が大きいという現象があります。
取引手数料が高い方が、安易にポジションを持つことが減り、損することが少なくなるからです。
ローリスク・ハイリターンの時だけ、
つまり分かりやすい相場の時だけ、
ポジションを持つことになるからです。
③ 感情的にならない・熱くならない
損失が出てもがっかりしすぎず
利益になっても喜びすぎないことが大事です。
投資・トレードで感情を使うことで、どんどんバクチ的になっていきます。
④ 客観視できる
客観視できれば大衆心理になりません。
失敗した理由が分かるので、失敗から学ぶことが可能になります。
⑤ 過去にこだわらない
常に現在価格で考えることが大事です。
含み損は損ではないというのは間違ったマインドセットです。
含み損も実損も同じ損失です。
今の価格で買うか売るか考えることが大事です。
多くの人は高値で買ってしまい安くなっても持ち続け、傷口を拡大します。
同じ価格に戻るまで保有しようとするため安値で買うチャンスを失うのです。
⑥ ロスカットできる
多くの人はロスカットすると自分の価値が下がるような気がするのでロスカットできません。
ロスカットはとても大事です。
特に売りポジションを持つ時にロスカット入れない人が多いので忘れないようにしてください。
⑦ 混乱しない・思考する
多くの人は目的と手段が入れ替わる傾向があります。
たとえば、相場の本質を理解するためにテクニカルを勉強するのは良いことです。
しかし、「相場の本質を理解する」という目的なしに単純にテクニカルの勉強をするだけだと、確信を持って間違えることになります。
「相場の本質を理解する」という視点なしにテクニカルを勉強している人がほとんどです。
⑧ 自分の性格を理解する
人はそれぞれ性格ごとに成功、失敗パターンがあります。
自分の性格を理解することで、つまり自己認識を高くすることで失敗を避け、成功パターンを身に付けることが可能になります。
⑨ 自己責任
多くの人は、自己責任の感覚がない、
間違ったマインドセットなので
利益になったら自分の実力
損をしたら誰かの責任
と思ってしまいます。
自己責任感が強い
正しいマインドセットであれば
損をしたら自分の責任(反省・分析可能)
利益になったら他人のおかげ(感謝)
となります。
自己責任の意識が薄い人が投資・トレードをすることは極めて危険です。
まず正しいマインドセットを身に付けることが必要です。
暴落でも冷静
多くの人が暴落では動けなくなります。
大底でも冷静に買うことを可能にするには正しいマインドセットで準備することが大事です。
これは落ちてくるナイフを拾うことではありません。
「落ちてくるナイフを拾う」とは下落途中の株を買ったら、さらに大暴落して大きな損失になるということです。
冷静であれば、ゴールドの大底を買うこともできるようになります。
正しいマインドセットの基本書
正しいマインドセットの基本は使命です。
この書籍は正しいマインドセットの原点なので、是非お読みください。
「ビジネスと人生に飛躍をもたらす使命の本質」(幻冬舎)
https://www.real-mission.com/amazon1/
現在、4月25日から3ケ月間
Kindle Unlimited 会員はKindle版 (電子書籍)がゼロ円です。
https://www.amazon.co.jp/dp/4344036662
講座はこちらです。
MISSIONコーチングオンライン講座
https://www.my-mission.jp/
正しい情報に価値がある
正しいマインドセットが分からなかったり、間違った教育だけではありません。
世の中の情報には、ポジショントーク・プロパガンダ・言論統制や、間違った価値観が多いです。
特に過去の延長線上に未来がない時代には正しい情報の価値は高いです。
現在、真実や本質を見失っている人が多いといえます。
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