ドル円は米金利上昇に相関
米10年債利回りは3.00%に迫る
ドル円は米金利上昇に相関
4月11日のNY市場では、本日の米CPI発表を控えて米10年債利回りは2.79%に続伸!本稿執筆時点では2.8107%で急騰しており、3.00%に迫る勢い。
ドル金利の続伸で、ドル円は一時125.77円まで急騰。
シンプルトレード掲示板に添付したのが、ドル円の月足。
2015年6月の高値が125.86円。いまから7年前(もう7年も前になるんですね!)125.86円に到達したドル円は、黒田総裁の円安抑制コメントで急反落。
今回日銀は、「円安抑制」というスタンスはとっていません。ドル金利は続伸するでしょうから、ドル円は上がらざるを得ないという公算が高まります。
ドル円に関しては日米金利差以外にも様々な要因があるのですが、このところのドル円は米金利上昇にきれいに相関して上昇。
米国株は主要3指数そろって下落。米金利の上昇により、テクノロジー銘柄の比重が大きいナスダック100指数は2.2%下落しています。
ウォラーFRB理事は、利上げは経済をたたく「ハンマー」となり得る「力ずくの手段」であり、米金融当局はその「付随的損害」を回避できるよう全力を尽くしているとコメント。
一方、ハト派として知られるシカゴ連銀のエバンス総裁は、5月FOMC会合での0.5ポイント利上げについて「検討に値する」としたほか、「可能性は恐らくかなり高い」と述べており5月の0.5%の利上げの可能性を否定せず。
アマゾンが127億5000万ドル規模の起債
一方、amazonが127億5000万ドル規模の起債を実施。
無担保優先債7本立てで、最長年限の40年債は米国債に対する上乗せ利回りが1.3ポイントと関係者が明らかにしたとBloombegが報じています。
マーケットではこの起債に絡むドル買いで昨日3bioぐらいのドル円の買いがでたのではとの噂になっています。(ただ真偽のほどはわからず)
西原宏一のシンプルトレードで配信した内容から抜粋しています。
シンプルトレードでは、リアルタイムで相場観や西原宏一がもったポジションを配信。
10日間の無料お試し期間(クーリングオフ期間)もあります。
【関連記事】
https://real-int.jp/articles/543/
https://real-int.jp/articles/1258/