長期相場とポジション
長期トレンドに乗れている時は、我慢が必要である。
図は長期上昇トレンドが続き、①②で上手くロングポジションで収益を重ねている状況を表している。
そうした状況でも、帰路に差し掛かることがある。例えば、図のパープル楕円の様に節目に遭し、揉み合いとなるケースである。
こうした時、ショート・ポジションを作りたくなるのが人情だが、ロングを取れる様な押し目を待った方が、長い意味で成功を収められる。
たまたま③の様に上手く行っても、次の一手でロングに切り替えるのが難しくなる(④⑤の相場に乗れなくなる)。最悪は③’ (水色の点線)の様にショートが踏み上げられた結果、自分を見失い、それまで上手く行ってたトレードが水泡に帰してしまいかねない。
時折り訪れる機会を狙って逆張りで成功を収めている人もいるかもしれないが、「人間は器用に右左両方を簡単に操れるものではない」と考えている(ただし、日計りは別)。
筆者も市場のポジションを見ての逆張りは嫌いではないが、逆張りエントリーは極めて限定的である。
注:上記は筆者の経験に基づいて書いたものに過ぎない。実際の取引は個人の判断で行ってください。
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