トレードタイミングの精度を高めるテクニカル分析
西原宏一著 『30年間勝ち続けたプロが教えるシンプルFX 』(SPA!BOOKS)より一部抜粋しています。すべてを読みたい方は、こちらをご覧ください。
自分にあったテクニカル分析を見つけることが大切
僕はFXで利益をあげるために重要なのは「どこで入り、どこで出るか」にあると考えています。フ ァンダメンタルズ分析で市場の大きな方向性やテーマを測り、それだけでできるトレードもあります。
しかし、よりトレードの精度を高め利益をあげていくためには、やはり、「どこで入り、どこで出るか」 を具体的に示してくれるチャート分析は欠かせません。ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析が合致したとき、もっとも効率のいいトレードが可能となります。
チャートを分析するためのテクニカルにはいろいろな種類があり、人により考え方もさまざまです。 種類がありすぎて迷ってしまう人も多いようなのですが、「どれが正解」ということではなく、一般的なものであれば「どれも正解」なのだと思います。
いろいろな選択肢の中から自分の感覚に合うもの、 自分が使いやすいものを使えばいいでしょう。ただ、そこでも大切なことが2つあります。
1. メリット・デメリットを知っておこう
ひとつは、自分が選んだテクニカル分析のメリットとデメリットを知っておくということです。どんなテクニカル分析も万能なわけではありません。見やすいけれど精度がいまひとつであったり、高精度ではあるけれど反応が遅かったりと、どれも一長一短があります。
自分が使っているテクニカルにどんな特徴があるのか、過去のチャートで振り返ってみて性質を把握しておくことが、どんなテクニカル分析を使うときにも欠かせない作業です。
2. 自分のものにしよう
もうひとつは「慣れ」です。ひとつのテクニカル分析を使い続けていると、クセが見えてきます。押し目になったときの形やトレンドが転換するときの予兆など、自分なりのパターンが見えてくるようになり、デメリットを自分の見方で補えるようになってくるのです。
誰かが使って儲かっているテクニカル・ツー ルだからといって、それを使えば誰もがすぐに 儲かるということはありません。誰もが使っているツールであっても、それをどれだけ自分のものにできるかが大事ということです。
僕の場合、「これだけを見ている」ということはなく、MACDも、ストキャスティクスも移動平均線も、その他、さほどメジャーではないものもあわせて見ているのですが、初心者の方に、ひとつ目のテクニカルとしてすすめたいのが一目均衡表です。
西原宏一著 『30年間勝ち続けたプロが教えるシンプルFX 』(SPA!BOOKS)より一部抜粋しています。すべてを読みたい方は、こちらをご覧ください。