プロより個人の方が利益を狙える
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プロと個人投資家の差
個人投資家よりプロの方が有利だと思っている人は多いです。
しかし、プロには取引に制限があったり、その時々に一番美味しい取引をすることができないという足かせがあります。
つまりプロは明確に右肩下がりのトレンドだとしてもポジションを持ち続ける必要があるのです。
それがない個人投資家はプロよりかなり有利だといえます。
個人投資家のメリット
個人投資にはプロにはない2つの大きなメリットがあります。
①時間に追われない・休むことができる
②何でも取引できる
この2つは簡単なことですが、とても大事なことなので、しっかり認識してください。
このメリットを活用することが投資収益を上げたり、リスクを回避する秘訣だからです。
①個人は時間に追われない
休むも相場という投資格言があります。
分かりにくい時、危険な時・金融危機が来そうな時は休むことが大事です。
個人投資家は、分かりにくい相場の時は休むことができます。
相場は分かりにくい時が多いので、分かりにくい時はポジションを持たないことが王道です。
分かりやすい相場の時だけ取引きすることでローリスクハイリーンを狙うことが可能になります。
一方、プロはポジションを常に持つ必要があります。
つまり、プロは分かりにくい相場の時にも、金融危機前の天井圏でもポジションを持つことになります。
ポジションを無くしたら給料はもらえません。
例えば、個人であれば
「現在、日本株は天井圏だからポジションを持ちません」
は良いことですが、
日本株のプロが
「現在、日本株は天井圏だからポジションを持ちません」
と言ったら首になります。
プロは
「休むことができない」「時間に追われている」
個人は
「休むことができる」「時間に追われていない」
ということです。
②個人は何でも取引できる
個人は「日本株は長期下落しているのでダメだけど、これからゴールドが上昇しそうだからゴールドに投資しよう」と思ったら簡単に乗り換えができます。
しかし、日本株のプロトレーダーは乗り換えたくてもゴールドに乗り換えることはできません。
運用対象として日本株しか取引きできないケースや、そもそもゴールドは会社として取引対象外という独自ルールがあるケースもあります。
金融の世界は縦割りの社会であり、為替と株と商品は、それぞれ別々に分かれています。
従って「その時々に一番美味しい相場でポジションを持つ」ことが自在にできる個人の方がプロより高いパフォーマンスを狙えるのです。
勿論、本物のプロの考え方などから基本を学ぶことは大切です。
但し、TVなどに登場する投資のプロは運用のプロではないので、ご注意ください。
リアルインテリジェンスでは、為替・株・商品(ゴールド・原油・穀物)など、全ての相場から、その時々に一番美味しい相場情報を提供しています。
基本的な考え方はこちらに書きましたので合わせてお読みください。
https://real-int.jp/articles/2615/
プロの弱点 運用益マイナスで優秀?
個人の投資で10年間損をし続けるなら投資はしない方が良いです。
プロの場合、10年間損をし続けていても指数に勝っていれば優秀だとされます。
日本株は1990年から30年間以上の下落トレンドが続きました。
この長期下落トレンドでは、買いで利益を出すのは極めて困難です。
プロたちはずっとマイナス運用でも指数より良ければ優秀とされます。
たとえ運用益がマイナス20%でも指数より勝っていれば優秀だと褒められたのです。
この感覚は個人投資家にはありません。
投資しなければ0%
投資したら-20%
であれば投資しない方がよっぽど優秀です。
この場合、日本株では運用しないか、日本株以外の右肩上がりの相場で運用することになります。
ゴールドの20年下落トレンド
現在、ゴールドは高騰していて注目されていますが、ゴールドも1980年から20年間の長期下落トレンドが続きました。
2000年くらいには誰もゴールドのことを口にする人がいないくらいゴールドは見放されていました。
皆が見放しているゴールドを買うことができるのも個人投資家の醍醐味です。
関連記事
https://real-int.jp/articles/589/
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