公開日 2021年4月6日

ドルコスト平均法はダメ手法 不都合な真実

ドルコスト平均法の説明は偏向しており「積み立てファンド」を売るためのセールストークにみえます。常識の間違い、不都合な真実です。過去の延長線上に未来がなく、大どんでん返しなども想定される現在、しっかり各相場の動きを見ながら慎重に対処する時です。グレートリセットが言われている時代ですので。
ドルコスト平均法はダメ手法 不都合な真実

ドルコスト平均法は20年間もダメダメ手法だった

毎月、株などを買う時には、一般的には1株、10株などと株単位で買っていきますが、ドルコスト平均法は、毎月一定額、1万円、10万円という定額のファンドなど購入する買い方です。

毎月一定額を買うことで自動的に高い時には少ししか買えず、安い時には多く買えるため購入の平均価格を多少低くくすることができます、

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購入の平均価格を(多少)低くすることができるゆえ「ドルコスト平均法は素晴らしい投資手法だ」と教科書に書いてあり、「ドルコスト平均法は最強の手法だ」と言う人までいます。確かに「長期に右肩上がり」の相場や「長期に横ばい」の相場ではドルコスト平均法は平均価格を下げるので有効です。

しかし「長期に右肩下がり」の相場ではドルコスト平均法は悪い結果となります。下がり続けている株を買い続けるので、含み損がどんどん膨らむことになるからです。「長期下落相場」や「バブルの頂点近辺」ではポジションを持たずに現金で持っていた方が良く、積み立てを始める時でもありません。

日本では20年間以上、株価が長期下落していた時期にも「ドルコスト平均法は素晴らしい投資手法だ」と教科書に書いてあり「ドルコスト平均法は最強の投資手法だ」と言う人がいたので、それを信じて日本株を積み立ててきた人は「 ドルコスト平均法 は長期右肩下がりの相場ではダメダメな投資手法」だと気付くことになりました。20年間といえば十分、長期です。

日経225長期チャート(月足)

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教科書的知識や過去の経験は時代や相場が違うと意味をなさないことを知っておく必要があります。何が良いやり方かは、その時々で変わってくるものなので、その時々の状況で何が良いかを判断していくことになります。

ウォーレンバフェットの投資スタンス

ウォーレンバフェットの投資スタンスは長期保有だと思われています。確かに長期保有もしますが、実際にはバフェット指数が高い時、つまりバブルの頂点近辺では多くの株を売り抜け、現金化し、バフェット指数が低い時、バブル崩壊の底では、大きく買っているのです。

でなければ、そもそもバフェット指標は不要です。バフェットのことを語る時に、バフェット指数のことが語られずに長期保有しか語られないのは情報が偏向されているからなのかもしれません。
情報は株やファンドを買ってもらうことが目的の売り手サイドの都合で情報操作されることを知っておく必要があります。

常に「今が買い」?

証券会社や不動産会社は、いつでも「今が買い」と言っていることで知られています。かなり偏向しています。
「今は、バブルなので買わないことをお勧めします」などという言葉は聞きません。バブルのピークでも「今が買い時」と言っています。いつでも買い時にしないと商売にならないからです。

そして、10年かけて積み上げた含み益があった株が、ある日、大暴落して損失になるのです。コツコツと利益を出して、ドカンと損をするのが定番パターンです。

証券会社など金融機関が「今が買い時」と説明する際に一番都合が良いのが「ドルコスト平均法」なのです。

ドルコスト平均法が使えるのは一定額買っていくことができる投資信託(ファンド)です。「ドルコスト平均法は最強の投資手法」と言うのは証券会社が一番売りたい投資信託(ファンド)を売るためのセールストークといっても良いと思います。売りたいということは売り手が一番安定的に儲かる投資商品だということです。

ちなみに私たちが普段会う「金融のプロ」と呼ばれる人の多くは「相場の本質を知っている人」ではなく「投資商品を販売するセールスのプロ」です。

こちらを参考にしてください。

投資商品を販売するセールスマンの「ドルコスト平均法は最強の投資手法」を鵜呑みにする人は多いです。
投資家の中でも「最強の投資法で投資しています。」と言って毎月積み立てファンドを買っているだけの人が思った以上に多いのです。

そもそもドルコスト平均法は単純に毎月同額を買うだけなので投資手法と呼ぶことさえ間違いです。

私たちは一つのことに囚われる

書籍で「終身保険が良い」という本を読んだ人たちは、保険の相談で「掛け捨て保険はダメなので終身保険に入りたいのですが、どの終身保険が良いですか?」という質問ばかりになります。

書籍で「掛け捨て保険が良い」という本を読んだ人たちは、保険の相談で「終身保険はダメなので掛け捨て保険に入りたいのですが、どの掛け捨て保険が良いですか?」という質問ばかりになります。

実際には、適切な保険は人によって違いますし、その時々の金利状況などによっても違ってくるのですが、偏った知識が入ることで考え方が固定化されてしまうのです。高学歴者の人でも同じです。「ドルコスト平均法は最強の投資手法」だと聞くと、言葉通り信じてしまうのと同じです。

インフレになったら株は上昇する?

インフレになったら株は上昇すると教科書に書いてあります。多くの人が教科書にも記載されていますし論理的なので、それを信じています。しかし、もう10年以上も前から相場は教科書に書いてある動きとは違う動きになっています。

現在、景気が良くなって株価上昇してきたのではなく無制限の金融緩和で株は上昇してきて現在、株はバブルだと判断しています。
こちらの記事を合わせてお読みください。

金融緩和をするとインフレになる方向ですが、実際にインフレになると金融緩和ができなくなるので株価は下落します。つまり、今、インフレになったら株バブルは崩壊し、株価は下がることになる可能性が大です。インフレになったら株価上昇というのは、株が大底を打ってからの話になります。

いつ、ポジションを持つ?積み立てを始める?

投資ではポジションが次の3つあります。

  • 買いポジション
  • 売りポジション
  • ポジションを持たない

現在、株はバブルなので短期投資は上昇についていくことになりますが、長期投資や積み立て投資は待ちです。

現在は、

  • 短期 買いポジション
  • 長期 ポジションを持たない

しばらくしたら、

  • 短期 売りポジション
  • 長期 売りポジション

株が底を打ったら、

  • 短期 買いポジション
  • 長期 買いポジション ここから積み立てもスタートです。

長期投資の買いや積み立てを開始してはいけない時は次のとおりです。

  • バブルのピーク近辺
  • 長期右肩下がりの相場

長期投資の買いや積み立てを開始して良い時は次のとおりです。

  • 今後、長期横ばい相場
  • 今後、長期右肩上がりの相場

現在、長期投資や積み立てが可能な投資対象は金(ゴールド)くらいだと思います。金融危機が再来すると最初は下落しますが、その後上昇となると判断しています。

グレートリセットは常識が通用しない

現在、人類が経験したことがない無制限の金融緩和をしており世界は壮大な経済・相場の実験場になっています。今までの常識からは考えられないような金融や世界の仕組みの変革と、それに伴う相場の激変もありそうです。これをダボス会議ではグレートリセットという表現をしており、バブル崩壊時の対処法になると思います。
グレートリセットが具体的にどうなるか現時点では明確ではないですが、次のような状況になると推測しています。

  • 過去の経験が参考にならずにプロが確信を持って間違える
  • 過去の経験が足りない最近12年間に投資を開始し、今の相場に乗っている人たちも確信を持って間違える

今、活躍しているファンドマネジャーたちも最近の右肩上がり相場しか知らない人ばかりになっていることから「下げたら買いで成功した」という成功体験しかないためバブル崩壊への対処が難しいです。

今までの延長線上に未来はなく、大どんでん返しなども想定されるのでしょう。
さらに新型コロナウイルスのような激震は今後もあると思います。

今は、しっかり各相場の動きを見ながら慎重に対処する時だと思っています。だんだん皆が「株が今後も右肩上がりで上昇していく」と思い始めている時なので特に注意です。

9割の人が株価は上昇すると思ったところが天井

9割の人が「これから株価は上昇する」と思ったところがバブルの天井になり、9割の人が「まだ株価が下落すると」思ったところがバブルの大底になるといわれています。これが相場の本質です。

9割の人が確信を持って間違えるということです。

相場は、欲と恐怖で動きます。つまり「儲けたい、出遅れたくない」という欲と、「暴落した時の恐怖」で動くからです。相場の暴落時は死をイメージし、死にたくないという気持ちから持っているものを全て売る(リセット)することになるからです。リセットが大きいのがグレートリセットなのでしょう。

イーグルフライより一部抜粋編集しています。
https://www.eagle-fly.com/mm/

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プロフィール

松島修

松島修

エフピーネット株式会社 代表取締役 投資助言・代理業 関東財務局長(金商)第1898号、インベストメントアドバイザー、経済コンサルタント、ベストセラー作家

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