「相場のフレームワーク」を理解する
3つの相場のフレームワーク
イーグルフライではその時々に一番美味しい投資先に投資することを推奨しています。
何が一番美味しいかを知るためには、為替・日本株・米国株・商品(ゴールド・原油・穀物)・金利などを見ておくことが必要ですが、初心者の方はまず、ドル/円、日経225(日本株)、ニューヨークダウ(米国株)の3つを見ておくことをお勧めします。
この3つで世界の相場の動きの基本がわかります。また、現在、世界の各相場が連動しているため、先行指標が明確になったり、相場の動く方向が見えてくるからです。
世界の動きの最小単位が米国と日本の関係です。米国と日本の関係を見るためには、ニューヨークダウ、日経225、ドル/円の動きを見ておくと良いことになります。
この3つの相場のフレームワークを解説します。
景気が良くなると、金利は上昇します。
景気が悪くなると、金利は下落します。
景気が良くなると、株価は上昇します。
景気が悪くなると、株価は下落します。
お金は金利の高いところに移動するという性質があるので
景気が良くなると、金利は上昇し、通貨は上昇します。
景気が悪くなると、金利は下落し、通貨は下落します。
そして
これから金利上昇見込みの通貨は上昇します。
これから金利下落見込みの通貨は下落します。
まとめると、次のようになります。
景気が良くなる⇒金利上昇⇒株価上昇⇒通貨上昇
景気が悪くなる⇒金利下落⇒株価下落⇒通貨下落
(これが成り立つのは中期的な動きです)
米国と日本の2国間の景気の関係
これをもとに、米国と日本の2国間で、その関係を考えてみます。
- 米国の景気が拡大・日本の景気が横ばいの時
米国の景気が良くなると、株価(ニューヨークダウ)は上昇し、米国の方が日本より景気が良くなりドル/円は上昇します。 - 米国の景気が後退・日本の景気が横ばいの時
米国の景気が悪くなると、株価(ニューヨークダウ)は下落し、米国の方が日本より景気が悪くなりドル/円は下落します。
以上は、比較的短期的な方向性です。実際の米国と日本の経済の関係では「米国がクシャミをすると、日本は風邪をひく」と、いわれるように次のようになります。
米国景気が良くなると、日本は後追いして、日本景気も良くなります。
米国景気が悪くなると、日本は後追いして、日本景気はもっと悪くなります。
となると実際には次のような関係になります。
- 米国の景気が後退・日本の景気が米国より悪化の時
米国の景気が悪くなると、米国の株価(ニューヨークダウ)は下落し、米国より日本の方が景気が悪くなるので日本の株価(日経225)はもっと下落し、米国より日本の方が景気が悪くなるのでドル/円は上昇します。
株価は景気指標として捉えることができ、米国と日本の景気と相場を比較をするには
- 米国の株価⇒ニューヨークダウ
- 日本の株価⇒日経225
- 米国と日本の為替⇒ドル/円
を見ればある程度分かってくることになります。
ごく簡単に説明しましたが、このような関係が「相場のフレームワーク」です。
米国と日本の各相場の関係、つまり「相場のフレームワーク」を意識しておくと、実際の米国と日本の各相場の関係が見えてきて、世界の全ての相場の関連性も理解していくことになります。
「相場のフレームワーク」を意識することが、「投資の王道」の「相場の本質を知る」第1歩だということです。文章だけだと分りにくいですが、相場のフレームワークを含めて丸2日でお金の基本知識から投資の基本や実践を一通り学ぶことができる講座はこちらです。
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