ポンド・オプションのボラティリティは25%まで上昇
12月9日ロンドン朝、ポンド/ドル オプション オーバーナイト(明日 期日) のボラティリティが、25% !!
Sterling overnight implied volatility jumps to almost 25%, highest since late-March ahead of last-ditch Brexit deal talks
ユーロ/ポンドのボラでさえ、24%!!ポンド・オプションのボラが高いのはオーバーナイトだけではなく、例えば1ヵ月ATM(アット ザ マネー)のボラも、約13%近くまで上がっており、過去数ヶ月のボラ平均 8-11% よりも、ずっと高くなっています。
もう少しわかりやすく説明すると、例えばユーロ/ドル 6.9%、ドル円 6.08% ですので、ポンド取引は2倍のボラティリティがあるということになります。
ボラティリティが高いという事は、動く値幅も大きいことを意味しますので、取引をする際の損切りにも注意しなければいけません。
もし、ドル円やユーロドルの取引の時に、損切りを10 pips 離れたところに置くというルールがある人は、それと同じことを、ポンド取引に当てはめるわけにはいきません。
ボラティリティが高ければ、損切りの幅や損切りレベルの変更等を含めた「ストラテジーそのものの変更」が必要となるからです。損切り幅を拡大する選択をした場合は、ポジションのサイズを小さくするという選択も同時に行う必要が出てくるかもしれません。
もちろん 皆さん それぞれストラテジーが違いますので、正解はありませんが・・・
ただ現在のような12月の流動性が薄い時に、高いボラティリティの通貨を取引する場合は、資金管理次第で、損益が大きく変わって来る事は、忘れないようにしましょう。