日経平均株価 調整シナリオを警戒

日経平均株価(日足)サイクル分析
11/4高値52636円からの調整(下げ)は、8ヶ月(161日)サイクルで下げ止まったが、上値重く、4月からの上昇トレンドを規定してきた下値支持線を割り込み始めた。
この反落で48235円(11/19)を割り込むと、26年3月に向け高市ギャップ「45778-46592」を試すもう一段の調整シナリオを警戒。

●上記チャートは、日経平均株価の日足である、
●日経平均は、4月安値30792円からの上げは、10/4の高市自民党総裁勝利を受け、
高市氏の財政拡張政策に期待する「日本株買い/円売り」の高市トレードで、
窓を開けて、52636円(11/4)まで急伸したが、
●10/4総裁就任から満1ヶ月目の11/4(52636円)で、
08年10月安値6994円からのフィボナッチターゲットを達成して反転
(12/16値幅レポート参照)

●4月からの上昇トレンドを規定する、下値支持線の48235円(11/19)まで下げた後、
26日平均に絡む持ち合いが続いたが、
米株の調整を受け、下値ポイントの、下値支持線及び26日移動平均を割り込み、
48643円(12/18)まで下げてきた、
●当面のポイントは、48235(11/19)の下値の攻防が重要なポイント
仮に、48235円(11/19)をクリアーブレイクすると、
10月の高市ギャップ「45778円(10/3)-46592円(10/6)」を試す、
46592円(10/6安値=高市ギャップの下限)を明確に割り込むと、
高市トレードの一巡を確認することになる
●時間面では、日経は、日足サイクルとして、
2つの79-86日(4ヶ月)サイクルからなる、
158-164日(8ヶ月)サイクルが重要な天底を形成、
今回も、6/30高値から86日目と、3/6高値から164日目が重なった11/4(52636)が
8ヶ月サイクルの重要転換日となって下げに転じた日経は、
8/4安値から80日目と、4/7安値から161日目が重なった12/1(49215円)が
8ヶ月サイクルの重要転換日となって上げに転じたが、
上値重く、下値支持線を割り込んできた、
●今後、51127円(12/12)を切り返せば、レンジ引き戻しだが、
仮に、この反落で、11/19安値48235円を割り込むと、
リスクシナリオとして、「26年3月」(後日紹介予定)に向け、
高市ギャップ「45778-46592」を試す調整シナリオを想定する必要が出てくる
●高市トレードが継続するか、
8ヶ月サイクルでフィボナッチターゲットを達成した日経は、
上昇一服となって、26年3月に向け調整に向かうか、
予想通り0.25の利上げを発表した本日の日銀政策検定を受けた、
日米株価及びドル円の、来週の次の一手に要注目
2025年12月19日のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。
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