豪ドル円 95円-90円の下値の攻防に注目
豪ドル円(週足)サイクル分析
上記のチャートは、豪ドル円の週足である、
●豪ドル円は、08年10月、リーマンショック安値55.01円から、
13年4月高値105.42まで、大勢一相場50円(50.41)を上げた後、
20年3月、コロナショック安値59.82からの大勢二段目は、24年7月高値109.37円まで
大台50円(49.55)を上げ、大勢一相場50円の二段上げを達成、
●当局の介入を機に、円キヤリートレードで積みあがったクロス円の投げにより、
リスクオフとなって、90.05(24年8月)まで急落、
20年3月安値59.82からの大勢二段上げに対する38.2%押しを達成、
200週移動平均に下値を止められて、102.40(24年11月)までリバウンドしたが、
26週移動平均をクリアーブレイクできず、三角持ち合いを形成していたが、
再度、12月安値95.48に接近する95.55(1/31執筆時点)まで反落してきた
●95.48(12/6)を割り込むと、93.56(9/11)、
次に、92.39(200週移動平均)(1/31現在)、
次に、90.05(8/5)を試すことになる、
200週平均を割り込まなければ持ち合い継続だが、
最終ラインの、90.05(8/5)を割り込むと、持ち合い下離れとなって、
86.01(23年3月)から84.59-78.76(大勢二段上げに対する50%-61.8%押し)を
順次試す更なる調整シナリオ要警戒となる
●時間面では、豪ドル円は、週足サイクルとして、
2つの56-62週(1年1―2ヶ月)サイクルからなる、
117-122週(2年3-4ヶ月)サイクルが
重要な天底を形成、
今回も、23年6月高値から56週目と、22年4月高値から117週目が重なった
24年7月109.37が2年3ヶ月サイクルの重要転換週となって下げに転じてきたが、これが有効なら
●24年7月高値109.37を起点とする調整(下げ)は、
次なる1年1-2ヶ月(56-61週)サイクルボトムの5月/6月まで下値余地を残していることになる
●果たして、持ち合い継続か、90円の節を割り込んで、
5月―6月に向け本格調整局面に向かうか、
豪ドル円の「95円―90円」の下値の攻防に注目
2025年1月31日のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。
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