AI関連 買われすぎの修正へ
米国のAI関連は優位性が揺らぐとの懸念から大幅安、エヌビディアは前日比では-16.86%の下落、持ち高処分の売りが先行しました。
為替市場では低金利の円やスイスフランが買い戻され、豪ドル、NZドル、カナダドルといった資源国通貨が売られる典型的なリスク回避の動きとなりました。
安全資産である国債、特に米国債が買われ金利は低下、利下げの織り込みも急速に回復しています。
ただ、ナスダックは大幅ギャップダウンで寄付いたものの、寄付きがほぼ昨日の安値であり、米国時間の中盤以降はこうした動きは一巡しています。
USDJPYが昨日安値153.72から154.71まで反発、AUDJPYも96.77を底に97.32まで値を戻しています。
トレードポイント
降って湧いたような突如の新規材料の出現ですが、焦点はこれが昨日だけ、または数日間の一過性の動きなのか、AIバブル崩壊への序幕なのかです。
過度な成長期待を織り込んで買われてきた分、割高な水準であったことを踏まえると、調整が続くと読むのが妥当だと思います。
有効なポジションは、リスクポジションの再構築。
本日は米国では12月の耐久財受注と1月の消費者信頼感指数が発表予定ですが、市場混乱のなかでは、予想から大きくかけ離れない限り、材料視されることもないでしょう。
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こうした流れを加味したポジションの組み換え、市場参加者から伝わる裏事情、金融機関のレポートの概略等はSmartLogicFXのなかで展開していきます。
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