日経225は7000円まで下落?
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日経225は7000円まで下げる?
経済アナリストの森永卓郎氏は「日本株・日経225は3000円まで下げる」と発言したことで話題になっています。
現時点で、日経225がいくらまで下げるかを予測するのはあまり意味がありません。
ある人にとっては有害かもしれません。
しかし、先日の日経225の暴落で暴落の底だと勘違いしている人も多いので、あえていえば、今後の日経225の底値目途は7000円です。
7000円まで下落する可能性があることを前提として準備することが大事です。
もちろん、7000円まで落ちない可能性もありますが、7000円まで落ちる確率の方が高いと思います。
次のチャートは日経225の日足チャ-トで7000円はかなり下に見えるので想定外とする人は多いでしょう。
7000円はリーマンショック後の底と同じ
リーマンショクの1年3ヶ月前、2007年6月8日、「激動の時代が始まるので全ての投資を止める」ことを、お伝えしていた時、当時テレビ出演していたので、テレビ東京のディレクターにも日経225の下落目途は7000円だとお伝えしました。
当時、日経225が18000円くらいの時です。
この時、底が7000円と予測できた理由には2つあります。
① 7000円が日経225の二番底になること
② 7000円まで下げるとチャート的に美しいと思ったこと
二番底とは二回底を打ってから上昇することです。
二番底の形
美しいとは黄金比であり投資の世界ではフィボナッチで表示可能です。
相場は自然の一部なので、黄金比が存在します。
巻貝の拡大する比は黄金比です。
名刺の縦横比も黄金比です。
ここまで下げて反転すると美しいと思うポイントが7000円だったのです。
なぜ次の底値も7000円なのか
相場は抵抗ラインで反発します。
7000円は二番底を形成したラインであり、これは強い抵抗ラインになります。
つまり、7000円は三番底を付けるか付けないか、もしくはブレイクしてさらに下落するかの分岐点なので強い抵抗ラインです。
株は二番底、三番底を形成してから上昇することが多く、これは相場の本質です。
日経225の年足を見ると大きな二番天井と三番底を狙うようにも見えます。
二番天井の形
つまり、次のような形を形成する可能性が高そうです。
次の金融危機は強烈
次に来る金融危機は過去最大の金融危機になると判断しているので、7000円を割れる可能性もあります。
合わせてお読みください。
https://real-int.jp/articles/2567/
しかし、大事なことは、7000円になっても3000円になっても問題ない状態にしておくことです。
先日の日経225の暴落でレバレッジを上げていた人は大きな資産を失った人も多いです。
レバレッジが高くない人も今後、資産を失う可能性が高いです。
レバレッジをかけている人にとってストップロスは必須です。
ストップロスを入れないとあっという間に資産を無くすことになります。
ストップロスは命綱です。
メディアやプロは強気
報道に出てくるプロのほとんどが右肩上がりの相場を予測していますが、これが危険です。
なぜなら、相場は9割の人がこれから相場は上昇すると判断したところが天井となり、暴落が始まるからです。
相場の世界は少数派が利益になる世界であることを認識することが大事です。
基本は相場についていくこと
7000円まで下げると目安価格を出すことは本来、邪道です。
王道は相場についていくことだからです。
頭と尻尾はくれてやれという言葉もあるように厳密に大底を狙おうと思うことが危険です。
リーマンショック後の金融危機で暴落の時は、日本の長期投資で有名なファンドが暴落の途中で底だと判断して買って再暴落したので、慌てて売ったという事例もあります。
相場に飲み込まれると暴落で買って再暴落で売るということが多くなります。
打診買い
底値圏に入った時には打診買いをすることもあります。
底近辺で少しだけ買って、底を形成していくのか自分の意識を向けるための打診買いです。
過去の延長線上に未来がない激動の時代は、株が長期右肩上がりにならない可能性があるので、金融危機のセリングクライマックス近辺で、どこに投資をするのかを決めていくのが良いでしょう。
ゴールド
日本株・日経225
米国株・ニューヨークダウ S&P500
現時点で決めつけるのは危険ですが、ゴールドは真っ先に上昇していくと思います。
こちらの記事を参考にしてください。
https://real-int.jp/articles/2615/