相場力学でトレードを極める!スーパーボリンジャー基本解説
マーフィー流トレードを学ぼう 基礎編・活用編
私のトレード手法について、初心者の方にも分かりやすく、且つ、中上級者の方にも、為になる内容、構成にしています。動画による解説を行っていますので、どなたにも分かりやすい内容となり、きっと大いにお役に立てることと期待しております。皆さまのトレード技術が向上されることを切にお祈りしております。(^^)(^^)
動画解説はこちら
スーパーボリンジャーとは
「ボリンジャーバンド」に「遅行スパン」を加えたチャート
構成要素
1)センターライン(21単位単純移動平均線) 青色ライン
2)プラス・マイナス1シグマライン(1標準偏差) 緑色ライン
3)プラス・マイナス2シグマライン(2標準偏差) 赤色ライン
4)プラス・マイナス3シグマライン(3標準偏差) 水色ライン
5)遅行スパン(21単位) 赤紫ライン
<例>
スーパーボリンジャーの5種類(8本)のライン
スーパーボリンジャーの8本のライン(5つのキャラクター)
1)遅行スパン⇒赤紫ライン チコちゃん
2)センターライン⇒青色ライン あおいちゃん
3)+-1σライン⇒緑色ライン みどりちゃん
4)+-2σライン⇒赤色ライン あかいちゃん
オレンジ色ライン(←スパンオートシグナル表示)
5)+-3σライン⇒水色ライン そらちゃん
重要度の順
遅行スパン>+-1σライン>+-2σライン>センターライン>+-3σライン
上手に相場の波に乗る方法 判断基準
- 遅行スパン(赤紫ライン、チコちゃん)には絶対に逆らわないこと
- +-2σライン(赤色ライン、あかいちゃん※スパンオートシグナルの場合はオレンジライン)を終値が超えるかを、本格的なトレンド局面が発生するかどうかの判断基準(特に初動での判断尺度)とすると分かりやすい。
- +-1σライン(緑色ライン、みどりちゃん)を終値が上回り続けるか、下回り続けるかが、本格的なトレンド局面継続かどうかの判断基準となる。
そして、終値が+-1σラインをブレイクするかどうかが、調整局面入りするかどうかの判断基準となる。
スーパーボリンジャーの効用
1)マーケットにおける人間本来の行動状況を教えてくれる。
2)自分のポジションの位置を客観的に知ることが出来る。
3)相場の全体観、大局観把握にきわめて効果的なチャート
4)勝ち組に入る為に取らねばならない行動パターンが分かる。
標準偏差とは
- 相場変動を計る尺度の1つが「標準偏差」。
各σ(シグマ)ラインは市場全体の損益分布ラインとなる。 - 価格と各σラインとの位置関係によって、どの程度の割合の市場参加者が
勝ち、もしくは負けているかが分かる。
自分のポジションの位置も分かる。 - 相場とは動く時には動き、動かない時には動かない。
「加速度」という概念を加えることで相場が見えてくる。
価格とσラインの位置関係を見ることで、「加速度」が判定できる。
2割8割の法則(パレートの法則)
◆全体の2割が8割の結果を生み出しているという法則。
この世の中の様々な場面、状況を支配している普遍的な法則。
・会社の売上の8割は、2割の社員が上げている。
・会社の売上の8割は、2割の顧客が上げている。
・アリの世界では、2割だけが働き、8割が働かない
・世の中で、2割の人は成功できるが、8割の人は成功できない。
・FXにて、2割の人は収益で終わるが、8割の人は損失で終わる。
◆私達は「2割8割の法則」を投資活動に活かしていくことが望ましい。
そして、トレードにて、「2割8割」の法則性を相場力学の観点から応用する為に
「スーパーボリンジャー」の+-1σラインを活かしたい。
プラス・-1σ(シグマ)ラインの意味
プラス1σ(シグマ)ラインを上回っている
過去21日間に買いから入った市場参加者の約84%が儲かり、逆に、売りから入った市場参加者の約84%が損をしている。
プラス1σ(シグマ)ラインを下回っている
過去21日間に売りから入った市場参加者の約84%が儲かり、逆に、買いから入った市場参加者の約84%が損をしている。
相場の世界は「2割8割の法則(パレートの法則)」に支配されている。
そして、相場は、この「相場力学」が要因となって
終値がプラス1σ(シグマ)ラインを上回るとか上昇加速する。
終値がプラス1σ(シグマ)ラインを下回るとか下落加速する。
⇒一旦動き出すと、さらに動きやすくなるという相場の習慣(加速度)であり、
相場力学の1つである慣性の法則(ニュートンの運動の第1法則)も加わり、
相場が展開していく
相場の5つの局面
相場は上昇、下降、レンジの3局面から成る。
トレンド、調整を含めると、5つの局面に分類される。
1)本格上昇トレンド局面(買い優位)
2)本格下降トレンド局面(売り優位)
3)調整の反落局面(下降バイアス、売り優位)
4)調整の反騰局面(上昇バイアス、買い優位)
5)レンジ局面(高値圏で売り優位、安値圏で買い優位)
相場の12の局面
1)走る本格上昇トレンド局面 買い優位
2)巡航速度の本格上昇トレンド局面 買い優位
3)緩やかな上昇トレンド局面 買い優位
4)調整の反落局面 短期で売り優位
5)基調としての上昇トレンド局面 長期で買い優位
6)レンジ局面(次なるステージへの準備局面) 中立
7)走る本格下降トレンド局面 売り優位
8)巡航速度の本格下降トレンド局面 売り優位
9)緩やかな下降トレンド局面 売り優位
10)調整の反騰局面 短期で買い優位
11)基調としての下降トレンド局面 長期で売り優位
12)レンジ局面(次なるステージへの準備局面) 中立
1)走る本格上昇トレンド局面
特徴
終値が+2σラインを上回り続ける局面
非常に強い上昇トレンド局面。買い優位。
トレード戦略
終値が+2σラインを上回り続けるかぎり、買い。
終値が+2σラインを下回るか、1本前の安値をザラ場でブレイクすればポジション調整。
終値が+1σラインをキープするかぎりは、基本は買い目線継続。
2)巡航速度の本格上昇トレンド局面
特徴
終値が+1σラインを上回り続ける局面
強い上昇トレンド局面。買い優位。
トレード戦略
終値が+1σラインを上回り続けるかぎり、買い。
終値が+1σラインを下回れば、ポジション調整。
終値が+1σラインを下回れば、調整反落局面入りと判断されるため、
一旦売り目線に変更。
3)緩やかな上昇トレンド局面
特徴
終値がセンターラインを上回り続ける局面。
緩やかな上昇トレンド局面。買い優位。
+2σラインとセンターラインの間を行き来しながら、
ゆっくりと上昇していく相場。
トレード戦略
終値がセンターラインを上回り続けるかぎり、買い。
終値がセンターラインを下回れば、ポジション調整。
終値がセンターラインを下回れば、本格調整反落局面入りと判断されるため、
売り目線に変更
4)調整の反落局面
特徴
終値が+1σラインを下回って以降は、短期で売り優位。
トレード戦略
終値が+1σラインを下回って以降は、売り目線。
最終ターゲットは-2σライン。
終値が+2σラインを上回らないかぎり、戻り売り。
反落途上のセンターラインは一旦ポジション調整。
陽転中の遅行スパンがローソク足接近で買い戻し。
5)基調としての上昇トレンド局面
特徴
遅行スパンが陽転し続ける局面。
押しの値幅が大きく、往ったり来たりしながら上昇。
長期で買い優位。
トレード戦略
遅行スパンが陽転するかぎり、買い目線。
遅行スパンがローソク足に接近、接触するタイミングにて押し目買い。
6)レンジ局面
特徴
遅行スパンがローソク足に絡んで推移。バンド幅収束。
+2σラインと-2σラインの間を往来する。中立
トレード戦略
相場が上昇、もしくは下方向に放れ、トレンド局面に入るまでは、
+2σラインにかけて戻り売り、-2σラインにかけて押し目買い
(カウンタートレード)。
7)~12)は割愛させていただきました。
※動画では、チャートを使用して解説しております。
※使用しているチャートは、トレード練習・検証用ツール「トレーディングテスターPLUS」を用いています。
トレーディングテスターPLUS
https://www.xfine.info/ttplus/