新NISA始める前に自分の投資スタイルを明確に
プロも認識していない大事な基本
とても大事な基礎ですが、プロも含めて、ほとんど全ての人が認識していないことを解説します。
一般の有料の投資講座でも、ここまで教えられません。
投資スタイルは人によって、かなり異なります。
新NISAの質問を頂いているうちに、
2つの前提を理解していないことで
投資ができない、もしくは
間違った投資をしている
ことが分かってきました。
2つの前提とは次のことです。
① 自分の相場観
② 自分の投資スタンス
質問をいただいても、本人がこの2つが分からないと一般的な回答しかできません。
一般的な回答で良ければ問題ありませんが、その人にとって一番良い回答とは限りません。
自分の相場観と投資スタンスが明確になれば、
質問をしても適切な回答を得ることが可能となりますし、
質問をしなくても自分に最適な投資スタイルが分かるようになります。
前提2つと合わせて自分の導き出した投資スタイルが適切なのかを聞くのも良いです。
① 自分の相場観
たとえばゴールドを買いたいが、今の状況は次のようなものだと判断したとします。
現在、高値圏だと判断
今後、金融危機が来ると一時的に下落すると予測
大きな視点では、今後も上昇すると予測
これは自分で考えた相場観でなくも良いですが、自分の投資の前提として相場観だと認識する必要があります。
投資は自己責任だからです。
この場合、一般的な投資行動としては次のようなスタイルになります。
下落したら買う
今から買う
積み立てを開始する
このどれが良いか考えることになりますが個々の投資スタンスで、変わるといえます。
また、これらを組み合わせことも可能です。
たとえば、
半分、ストップロスを入れて買い
半分、下げたら買う
などということも可能です。
② 自分の投資スタンス
実は自分の投資タンスを認識していないことが多いです。
投資スタンスの視点には次のようなものがあります。
・本人の性格タイプ
・投資期間・短期、中期、長期
・資金量
・投資の目的
・リスク許容度
それぞれ詳しく見ていきます。
本人の性格タイプ
性格タイプ別に投資スタイルが異なります。
そして、投資で成功するパターンと、失敗するパターンも性格によって異なるのです。
まず、ご自身の性格タイプを知ることから始めましょう。
獅子・雄牛・人・鷲の4タイプだけなので、簡単に分かります。
性格ドットコム
https://www.seikaku.com/
まず、自分の性格タイプを確認してください。
次に性格タイプ別に投資で失敗するパターンと成功するパターンを見ていきます。
性格ドットコムに解説がありますが、要点だけ抜粋します。
性格タイプ別 投資で失敗するパターン
雄牛タイプ 利益を目標設定するマインドセットで失敗
獅子タイプ 人任せにして失敗
人タイプ メンタルが弱く利益は少なく損失が大きい
鷲タイプ 短期売買で失敗しやすい
性格タイプ別 投資の成功の秘訣
雄牛タイプ 正しいルールの実践
獅子タイプ 柔軟性が高く相場変化に対応し適切な投資が可能
人タイプ 相場の本質を深く理解できる
鷲タイプ 高い視点で人がまだ見えてないものが見える
このように性格タイプ別に、かなり投資スタンスが異なることが分かります。
今迄投資してきた人は自分の性格タイプと投資での失敗パタ-ンと成功の秘訣を読めば腑に落ちる人が多いと思います。
以前、セミナーで4つの性格タイプ別にグループを分けて投資スタイルを聞いたら、まさしく、同じ失敗パターンと成功パターンを持つグループになりました。
自分の性格タイプが分かることで、投資スタイルがかなり明確になります。
投資期間・短期、中期、長期
長期、中期、短期で、それぞれ投資のスタイルが異なります。
また、投資対象によっても長期、中期、短期の期間が異なります。
たとえば、為替、株、不動産などは人によって違うものの、次のように投資対象によって、短期、中期、長期の期間概念が異なります。
為替・FX
短期 1日~1週間
中期 1週間~1ヶ月
長期 1ヶ月以上
株
短期 1日~1ヶ月
中期 1ヶ月~1年
長期 1年以上
不動産
短期 1年以内
中期 1年~5年
長期 5年以上
もちろん、時代によって人によって違うので、これを違うと思う人もいらっしゃるでしょう。
平時、バブル時、暴落時では大きく変わってきますし、同じ株でも、日本株と米国株、各銘柄で変わってきます。
ゴールド、原油、穀物でも全く違います。
それぞれの投資対象で短期、中期、長期の期間が違うということを理解しておいてください。
株式投資のプロが為替取引をした時に失敗続きになることが多いのは相場が違うことによる差を理解してないからです。
資金量
イーグルフライの会員の中には
数十万円の資金で投資している人から
数億円以上の資金で投資している人まで幅広いです。
資金量が違えば、投資スタンスから、ポートフォリオ(分散)の考え方まで、かなり違います。
何のために投資しているのか
たとえば、
20年後の年金として運用か
目先の益を狙うのか
では、全く異なります。
リスク許容度
リスク許容度は、先の項目を全部合わせたものといって良いと思います。
リスク許容度は、性格や資金量や目的や年齢などによって全く違います。
余裕資金なのか、カツカツなのかでは全く違うわけです。
これらの状況が分かれば、その人にとって適切な投資スタイルが分かることになります。
まず本質を理解する
新NISAの制度は使いこなすと良い制度ですが、投資する側が相場の本質や投資の本質を理解してないことが問題です。
こちらで投資の本質を身に付けていきましょう。無料です。
https://real-int.jp/articles/1131/
当たり前のことですが、投資に限らず多くの人が認識していないのが次のことです。
人によって違う
対象、銘柄によって違う
時期によって違う
冒頭で「一般の有料の投資講座でも、ここまで教えられません。」と書いたのは、この認識がないことと、具体的なものがないからです。
質問はイーグルフライ掲示板の質問スレッドで受け付けています。
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