クロス円 にわかロングの調整売りに警戒必要
ドル円(日足)サイクル分析
上記のチャートは、ドル円の日足である、
●ドル円は、昨年10月、151.94を高値に、日銀の介入を受け、127.21(1/16)まで下げ、
ここからの反騰は、米長期金利の上昇に呼応して、151.72(10/31)まで上げた後、
連動する米長期金利は10/23(5.023%)で5%の大台を達成してトップアウトしたが、
ドル円は続伸、昨年10月高値151.94に迫る151.91(11/13)まで上げたが、
両市場間の逆行現象(ダイバージエンス)のシグナル通り、
151.94(22年10月)を突破できず、
151.91(11/13)を高値に、150円台前半まで反落してきた、
当面のポイントは、上値は152円の一点に絞られる、
下値は、10/30安値148.76からの短期下値支持線と、
40日移動平均が重なる149.92が重要な下値抵抗、
終値で149.92を割り込むと、その下149.13(11/3=ネックライン)に向け下値余地、
149.13を割り込むと二番天井を確認、1月からの上げに対する調整局面に向かう
シナリオを警戒する必要が出てくる
●時間面では、ドル円は、日足サイクルとして、2つの44-50日(2ヶ月)サイクルからなる
92-99日(4ヶ月)サイクルが重要な天底を形成、
今回も、9/8高値から47日目と7/5高値144.73から94日目が重なる11/13(151.91)が
4ヶ月サイクルの重要転換日となって二番天井で上値を止められた、
今回の4ヶ月サイクルは、昨年10月高値からの3つ目の4ヶ月サイクル(1年サイクル)でもある、この時間構成が有効なら、
●昨年10月高値からの3つ目の4ヶ月サイクルと1年サイクルが重なる11/13(151.91)で、
当面の重要な高値を確認したドル円は、
米長期金利が再度上値を更新、ドル円が152円を超えてゆかない限り、
●最短、次なる45-50日(2ヶ月)サイクルボトムの12月(12/11-18)、
最長、次なる4ヶ月サイクルボトムの2月(11/15週足レポート参照)に向けた、
本年1月からの上昇に対する調整に向かうシナリオを想定しておく必要がある
●米長期金利低下/株価上昇を受けたクロス円の買いに150円手前で下値を止められているが、
ユーロ円をはじめとする「クロス円」のにわかロングの調整売りには警戒が必要である
2023年11月17日のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。
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