米5年債入札 低調な結果で終える
昨日の米国時間に発表された9月の新築住宅販売件数が75.9万件と市場予想(68.0万件)を大幅に上回り、金利は上昇、為替市場ではドルの買い戻しが先行しました。
今週相次ぐ米国債の入札、午後に実施された520億ドルの5年債入札は、応札倍率で2.36倍にとどまり、前月の2.52倍、6か月平均の2.55倍を下回る低調な結果で終えています。
テール(注)の発生は1.9bp(0.019%)、昨年9月以来の大きなテールの発生で、過去10年を振り返ると下から4番目という歴史的にかなり悲惨な結果となっています。
(注)テールとは、国債の入札において、平均入札価格と最低落札価格との差を表す言葉。この差が少ないほど国債の人気が高いことを意味します。
終了後、流通する既発債も売られ金利は大幅に上昇、為替市場ではドル買いが一層強まり、USDJPYで年初来高値150.31、EURUSDでは欧州時間の安値に面合わせする1.0566まで下げています。
トレードポイント
完全に値動きが止まっていた149円台後半でしたが、150円を超え、少し動きやすくなったかにみえますが、どうでしょうか?
切れのよい水準(150円)ということで、本日と明日に満期をむかえるNYカットのオプションが約52億ドル(5.2billion)存在します。
少し難しくなりますが、買い手も売り手も満期前にこのストライク(権利行使価格)付近に集中するガンマの急増を緻密にヘッジする必要があり、相場のこう着要因です。
さらに年初来高値付近ということで、この上の150.50、151.00、152.00などにはまとまったRKO(リバース・ノックアウト・オプション)の防戦の売りなどもあるでしょう。
おそらく、再び胸突き八丁の様相でしょう。
円安けん制発言、3者会談、レートチェック、介入もどきの急落等、不穏な動きがでてくるはずです。
すでに今週の展望のなかで申し上げていますが、本日のECB理事会は据え置き予想、TCMB(トルコ中銀)は5.0%の利上げ予想となっています。
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