米10年債利回り 第4週の値動きに要注目


上記のチャートは、ユーロドルの日足である、
●ユーロドルは、22年9/28安値0.9532から、
一相場600ポイント(0.0690/0.0575/0.0553/0.0580/0.0644)の五段上げで、
1.1275(7/18)まで、
(前回、20年3月安値1.0633からのリバウンドと同値幅の)0.1743を上げ、
21年1月高値1.2349からの下げに対する61.8%戻りを達成して反転
●ここからの下げは、米長期金利の上昇を受け、0.0512/0.0499の二段下げで
1.0446(10/3)まで下げた後、1.0639(10/12)までリバウンドしたが、
7月からの下降チヤネル上辺(上値抵抗線)に上値を止められて持ち合いが続いている
●当面のポイントは、「1.0446(10/3)―1.0639(10/12)」をいずれにブレイクしてゆくのかである、
下値は、1.0446(10/3)及び、1.0403(22年9月安値0.9532からの上げに対する50%押し)が
重なる「1.0446-1.0403」が重要な下値抵抗、
仮に、1.0400を割り込むと、「1.0121-1.0175」(7/18高値からの0.0512/0.0499の
二段下げに続く三段下げ)と、
「1.0018-1.0128」(7/18高値1.1275からの下げ一相場「0.1147-0.1257」の下値めど)が
重なる1ユーロ=1ドル「1.0018-1.0175」に向け下値余地が拡大する(10/2週足レポート参照)
●一方、上値は、1.0639(10/12)をクリアーブレイクすると、7月からの下げが一服、
次なるポイントの1.0945(8/30)次に「1.0999-1.1136」(上げ一相場0.0553-0.0690の
上値めど)に向け上値余地が開ける
●時間面では、既報の通り、22年9/28安値から10/3安値1.0446まで54週が経過、
時間面は1年サイクルボトムの重要時間帯にある(9/29レポート参照)
●ユーロ(および、ドルインデックス)の反転シナリオは、
やはり米長期金利がそのカギを握っているが、
当レポートの米10年債利回りのサイクル分析からは、
「今週(10月第3週)―来週(10月第4週)」が要注目の時間帯(となる(10/10米債週足レポート参照)、
●果たして、7月からの下げは、1.0400を割り込まず、
米10年債利回りの1年サイクルボトムの10月第3-4週で当面の下値を確認するか、
割り込んで、1ユーロ1ドルに向け、もう一段の下げに向かうか、
今週/来週の、米10年債利回り、及びドルインデックスの値動きに要注目
2023年10月20日のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。