連動する日経平均と豪ドル円 9月相場に要注目

日経平均株価と豪ドル円の相関性

上記チャートは、日経平均株価(折れ線)と、豪ドル円(ローソク足)の週足を重ねたものである
●両者は、20年3月コロナショックの安値(日経16358/豪ドル円59.82を起点に、
両者とも、リスクオンとなって上昇トレンドを形成してきたが、
本年3月からの上昇は、
日経(ローソク足)がレンジ上限の30000円を突破、33000円台まで上値を拡大する一方、
豪ドル円(ローソク足)は追随せず、レンジ上限(上値抵抗線)で上値を止められて、
両市場間にダイバージエンス(逆行現象)が出現、
●逆行現象が示唆した通り、両市場は、
22年2月高値から62週目の6/19(日経33772/豪ドル円97.67)が
1年2ヶ月サイクルの重要転換週となってトップアウト、
●その後、日経(折れ線)は再三リバウンドを試みる一方、
豪ドル円(ローソク足)は上値重く、3月からの下値支持線まで下げて下げ止まっている、
●当面のポイントは、豪ドル円(ローソク足)が下値支持線の93円台で
下値をホールドできるか、割り込んで、91.88(200日移動平均)、
更には、88.59(20年11月からの長期下値支持線)に向け下値を拡大するかである
●上値は、豪ドル円(ローソク足)が再度6月高値97.67(6/19)を突破しない限り、
両市場のリスクオン(株高/豪ドル円高)相場の再開は確認できない
●果たして、6月(日経33772/豪ドル円97.67)で
1年2ヶ月サイクルの重要な高値を確認した両市場は、
時間面が示唆する通り、両者ともに6月高値を更新しない限り、
当面、時間調整の持ち合い、ないし、もう一段の価格調整局面に向かうのか、
両市場の9月相場に要注目
2023年9月8日のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。