本日PPIの結果 下振れ予想!?
米6月CPIの下振れから、インフレは時間の経過でこの先に確実に低下する、金融市場はこうした展開を今回の結果で確信したのでしょう。
するとこの先に、過度な金融引き締めは不要との見方から、金利は低下、来年以降の利下げを大きく織り込みました。
為替市場ではドルが全面安、USDJPYが5/22以来の安値138.16まで下げ幅を拡大、EURUSDでは昨年3月以来の高値を更新する1.1140を示現しています。
トレードポイント
USDJPYはここまで5日続落、EURJPYでは7日続落、前者は年初来高値からの下落幅は6円91銭、先週まで144円台で7日連続で引けていたことがうそのようです。
本日は米国で6月のPPI(生産者物価指数))の発表が予定されていますが、PPIは川の流れでは川上、CPIが下振れした以上、PPIも相応に低下してくるはずです。
先週、ADP雇用報告が市場予想の2倍以上の結果となり、金曜日の雇用統計へのハードルが大幅に上がりました。
同様に昨日のCPIの結果から、本日のPPIへの期待値も大幅に低下していますが、それはすでにかなり市場に織り込まれています。
市場予想
PPI:前月比、+0.2%(前回、-0.3%)
PPI:前年比、+0.4%(前回、+1.1%)
コアPPI:前月比、+0.2%(前回、+0.2%)
コアPPI:前年比、+2.6%(前回、+2.8%)
真っ当に考えれば、この市場予想を下回る結果が飛び出す可能性が大といえましょう。
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