買ってはいけないゴールドと買ってよいゴールド
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地球上のゴールドはわずか23万トン
人類が過去、金・ゴールドを採掘してきた総量は約18万トンといわれています。(オリンピックの公式プール約3杯分)
地球上に残る採掘できる金・ゴールドの総量は残り約5万トンといわれています。
合わせると地球上に存在する金・ゴールドは23万トンしかないということになります。
個人的には、疑問がある数字なのですが、海外の金鉱山会社の方と、お話しても世界的に簡単に掘れるような鉱山はなくなり、将来世界的にゴールドが枯渇する可能性が高いのは確かそうです。(日本には、簡単に掘れば産出する金鉱山が眠っていると判断しています)
なお、採掘不能な深い鉱脈や、活動中のマグマ、海水中に溶けている金・ゴールドはかなりあると思いますが技術的に取り出すのは困難です。
現物のゴールドを遥かに超えた量を取引
地球上に存在する金・ゴールドは23万トンしかないのに、金融の世界で取引されている金・ゴールド量は、これを遥かに超えています。
正確には分かりませんが、現物の100倍以上の量が取引されているようです。
つまり、実態のない金・ゴールドが金融業界全体に超ハイレバレッジ取引をしているということになります。
そうでなければ、金・ゴールドがこんなに安価なはずがありません。
ゴールドの代替としてビットコインが推奨されるプロパガンダもありますが、原価ゼロのビットコインは最もゴールドから遠い存在ともいえます。
現物のゴールドが貴重であることが明確になると、どこかで、大きな調整(急落)が入る可能性が高いことになります。
大暴落の可能性があるゴールド派生商品
一般に金・ゴールドには現物や現物の裏付けのあるETFの他に、裏付けのないETFやCFDなど派生商品があります。
現物の裏付けのない金・ゴールド派生商品は、激動やグレートリセット時にはゴールドとの連動性が失われ、暴落する可能性があるので長期投資には向きません。
裏付けの無い商品が暴落する時は、現物や裏付けがある商品は上昇するでしょう。
現物の裏付けのない金・ゴールド派生商品は、短期的取引以外はお勧めしていません。
現物の裏付けのある商品(推奨)
〇現物 金貨・ インゴット
〇ETF 現物の裏付け持つETF(1540)中長期保有がお勧め
現物の裏付けのない商品
✕ETF 現物の裏付けのないETF
✕CFD 現物の裏付けがない 短期的取引には良い
✕先物 初心者は先物は取引対象外
買って良いETFと買ってはいけないETF
日本の証券取引所に上場しているゴールドETFは以下の通りです。
〇現物の裏付けあるETF 推奨
〇純金上場信託(金の果実)(1540)お勧め
日本国内組成によるETF
金地金に投資
三菱信託銀行が国内倉庫で保管
日本において金現物と交換可能
ゴールド現物と交換可能となっているものの、簡単に交換ができると思わないでください。
ボタン1つで簡単に現金化できるのがETFの最大のメリットです。
ゴールド現物との交換目的だったり、交換が前提である場合は、ゴールド現物を買うことを、お勧めします。
△現物の裏付けがあるETFだが推奨しない
△SPDR ゴールド・シェア(1326)
金地金に投資
HSBC銀行USAが保管
昔は、ゴールド裏付けがあるETFはこれしか無かったので推奨していましたが、1540が登場し、1540の方が安心感があるので乗り換えています。
✕WisdomTree金上場投資信託(1672)
金地金に投資
HSBC銀行USA,N.Aが保管
出来高が少ないので、お勧めしません。
出来高が少ないETFは不安定で値が飛びやすく、売ろうと思った時に売れないことがあります。
✕現物の裏付けないETF 推奨しない
✕ NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信(1328)
✕One ETF 国内金先物(1683)すでに上場廃止
ゴールド現物の裏付けがないので急落する可能性があります。
ゴールド現物の現金化は大変
ボタン1つで簡単に現金化できるのがETFの最大のメリットと書きました。
ということはゴールド現物は現金化が大変だということです。
40年くらい前に、ゴールド価格が急騰した時、買い取りをしない貴金属製造販売会社がありました。
つまり、換金ができない会社があったのです。
田中貴金属は買い取りを継続したことから個人的には田中貴金属で買い、田中貴金属で売っています。
インゴットにはシリアルナンバーが刻印されているので、購入した会社で売ることで購入者である確認が簡単にできるので換金が楽です。
また、分析調査も不要なので、その分高く売ることが可能です。
買ってはいけないゴールド現物
個人的にはゴールドインゴット(バー)は田中貴金属店頭、もしくは電話と振込で、田中貴金属ブランドのインゴット(バー)を購入していますが、次のようなゴールド現物は推奨しません。
✕マイナー銘柄のインゴット
✕純度が低いインゴット
急騰時に換金が困難です。
純度99.99%(フォーナイン)のインゴットがお勧め
✕マイナー銘柄の地金型金貨
✕純度が低い地金型金貨
流通性が低いので換金が困難です。
✕パンダ金貨 99.9%
◎メイプルリーフ金貨 99.99% 一番ポピュラー
〇ウィーン金貨ハーモニー 99.99%
✕ヤフオク、メルカリ、質屋などのインゴット・地金型金貨
偽物の可能性があります。
ちなみに、究極の偽物はタングステンをゴールドで巻いた偽物です。
タングステンの比重はゴールドと同じなので溶解しないと偽物だと分かりません。
✕希少金貨
プレミアムが急落する可能性があります。
純金積立で分別管理していない会社がある
純金積立のように会社に預ける積立の仕組みがありますが、分別管理をしていない会社もあり、そのような会社に預けるのは危険です。
田中貴金属は分別管理をしているので安心感があります。
売却するために必要なもの、整理券
田中貴金属でインゴットを売る手順、必要な書類等をまとめました。
整理券のことなどはサイトを見ても書いてないので参考にしてください。
https://real-int.jp/articles/2212/
ゴールドの買い時・売り時
買い時
①押し目買い
②金融危機初期に買い
③抵抗ラインで買い
売り時
現時点では不明
次の記事を参考にしてください。
https://real-int.jp/articles/2204/
ゴールドの基本は、次の記事・動画をご覧ください。
https://real-int.jp/articles/2072/
ゴールド 重要記事まとめ
https://real-int.jp/articles/2219/