豪 RBAを控えてAUSSIEは底堅く推移!?
早いもので今年も後半戦が始まりました。後半戦最初のスタートは火曜日のRBAから。先週のCPIの数字が弱かったため、金利先物市場では据え置きがコンセンサス。
ただ、West Pac銀行(豪の大手銀行)は、7月0.25%、そして8月も0.25%の利上げを予想しています。どちらにせよ、中国の混乱が急速に悪化しなければ、RBAを控えてAUSSIEは底堅く推移すると考えています。
豪ドル円は先月一時あっさり7円も暴騰したため、多少の調整はやむを得ないといったところ。先月といえば、終わってみれば、スイス円は結局161円台という高値圏で引けています。スイス円に比較すれば、さすがに豪ドル円が遅れすぎ。
混乱する中国経済との相関性がきれてしまえば、豪ドル円はあっさり100円を超えてくるとおもっているのですが、いまのところ豪ドル円の歩みはまだ緩慢。ただ、急落する余地も徐々に限定的になってきているため、豪ドル円のロングのまま。
次にドル円。昨年に限っていえば、ドル円の日銀の介入はまず145円台、次が151円台。
先週のようにドル円は単に底堅くさえ動いていてくれれば、クロス円は底堅く推移し、SWAP(スワップ)でもマイナスではありませんので、ある種ゴルディロックスのようなスタンスで。逆にショートがきついのはドル円。
ドル円はだらだらとレンジで推移すれば、ロングポジションはSWAP (スワップ) が効いて、時間をかければかけるほど有利になります。ドル円のショートは、ナイフのようにスパッと急落する以外は耐えられないほど金利差が拡大しています。
そうした意味においては、ドル円は介入してもらって反落した局面で中期のロングを構築したいところ。
まず、FX OPTIONから配信しておきます。
ユーロ・ドル
1.0900 (ユーロ10億2000万)
注目のストライク: 1.0900 (ユーロ19億 7月5日),1.1000 (ユーロ14億2000万 7月5日), 1.0790(ユーロ11億4000万 7月4日)
ドル・円
143.00 (ドル6億4000万), 144.50(ドル4億8000万),
注目のストライク: 144.00 (ドル19億3000万7月6日), 142.00 (ドル11億 7月6日)
ユーロドルは両サイド、OPTION が残存しており、なかなか急騰も急落もしそうもない配列になっています。
一方、期末のリバランスで巨額な売りが出ると噂されていた日経平均は終わってみれば、33,420円と高値で引けています。噂されていた巨額な売りはどこへ?
日本株は引き続き、40,000円を目指して上昇すると想定しています。Swing positionは、豪ドル円、日経先物のロング。
では、今月もよろしくお願いします。
西原宏一のシンプルトレードの一部を抜粋してお届けしています。
シンプルトレードでは、リアルタイムで相場観やポジションを配信しています。