災害と相場 阪神淡路大震災で東京のマンション2割急落
阪神淡路大震災でも株価維持
1995年1月17日、阪神淡路大震災の時、日経225は、その当日はほとんど動かず、数日後、少し下落しました。
この時は日経225が大きな下落トレンドだったので、阪神淡路大震災で株が急落した感はありませんでした。
日経225日足チャート Tradingview
ちなみに、次のチャートも同じ日経225のチャートですが、暴落を煽りたい時には、チャートの価格幅を変えて下の空白をカットすることで、全く違う印象になります。
今回は取り上げませんが、チャートを冷静に見ると情報提供者の意図(ポジショントークやプロパガンダ)が見えてきます。
日経225日足チャート Tradingview
金融の世界は、ポジショントークやプロパガンダが多いのでご注意ください。
阪神淡路大震災で東京のマンション2割急落
株には影響は少なったものの阪神淡路大震災の瞬間、東京のマンションは約2割下落しました。
そして、その下落は元に戻りませんでした。
テレビでビルや高速道路が倒壊している映像を見て、価格に敏感に反応したのです。
不動産価格はリアルタイムにチャートに現れないので1年遅れくらいで表面化しますが、実際には瞬時に価格に反映します。
阪神淡路大震災の瞬間、東京のマンションは約2割下落したことは、誰も指摘していないようですが、とても大事なことです。
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1階と2階が崩れて倒壊したマンション兵庫県西宮市
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根元から折れ横倒しになった阪神高速
1995年1月17日 神戸市東灘区
マンション倒壊の責任は大家?
地震でマンション倒壊するケースは不可抗力とはいえ、建物が通常有すべき安全性を欠いていたような場合には、家主が損害賠償責任を負うこともあります。
実際に阪神淡路大震災でも、大家責任になったケースがあります。
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トップ画像はbunshun.jpより
完全に倒壊した阪神高速道路神戸線(兵庫・神戸市東灘区)