ドル安へ 金利の行方に注目
注目の10月の総合CPIは前年同月比7.7%上昇(9月は8.2%上昇)、コアCPIは同6.3%上昇(9月は6.6%上昇)。
短期金融市場では12月FOMCでの利上げ幅について、0.75ポイントよりも0.5ポイントの織り込み度合いが強まり、米国ではインフレが市場の予想以上に鈍化するのではないかとの思惑が拡大。
ブルームバーグ・エコノミクスのエコノミスト、アナ・ウォン氏は「コアCPI減速により、米金融当局のハト派は今後利上げペースを減速させる強力な正当性を得たことになる」と指摘。
米10yearは、3.81%へと下落。
米2年債は、4.33%へと下落。
これまでと違い、今回は米2年債利回りがドル円に追随した形。視点を変えれば、それほどドル円のlongが増えていたともいえます。
気をつけたいのが、ドル円のボラティリティ。本日早朝、ドル円の買い注文を140.20円で出していたのですが、140.21円まででつかず。
買い戻そうとするとあっというまに上がり140.50円でしか買い戻せず。145.00円を割り込んでから、ドル円の動きがはやいため、要注意。ご質問を頂いてるのですが、中期では145.00円が割れたら140.00円台へ(最初の介入のLevel)。
この後はドル金利次第ですが、米金利は基本重いと想定しているため、ドル円は135円ぐらいま落ちるのではないかと想定しています。ドル金利の行方に注目。
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