ドル円 大きな節目150.00円に接近
ドル円は徐々に節目であり、RKOがあるといわれている150.00円に接近しています。
RKOとは・・・Reverse Knock-Out Option でオプションの1種。オプションの原資産の価格が、オプションの契約期間中に一度でもオプション価値に有利な方向で、所定の価格に達すると権利が消滅するオプション。プレミアムが安くなっている場合が多い。
大きな節目であるため、まとまったノックアウトがあると想定され、150.00円ブレイクには一定の時間がかかると思いますが、前回の125.00円の時は、125.00円ブレイク後、いったん反落しているため、このレベルは要警戒。
ノックアウトではなく、ひさしぶりにバニラoptionをチェックしてみます。
ドル・円:
145.00 (ドル35億4000万)
148.00(ドル26億9000万)
143.50 (ドル11億1000万)
注目のストライク:
145.00 (ドル23億9000万 10月25日)
150.00(ドル17億2000万 10月24日)
145.65 (ドル14億5000万 10月25日)
バニラoptionは150.00円には大きな金額ではありませんが、下落した場合、まず148.00円のoptionがサポート。
そして急落した場合の145.00円は60億ドル程度のoptionがあり、ダウンサイドの大きな値幅はあまり期待できないかも知れません。
(短期で5円は充分すぎる値幅であり、あくまで中期の話です。)
ともあれ、ここまでの高値は149.91円。
米10年債利回りも、4.14%に上昇していることでドル円がサポートされており、ドル円は最後に大きく踏み上げないと下がらないかもしれません。
モルガン・スタンレーも「ドルは引き続き強含むと考えているものの、終わりは近いかも知れない」とレポートしています。
自分も同じように考えていますが、モルガン・スタンレーの言うように「終わりは近いかも知れません」が、まだドルは強含むかも知れません。
いつものように?sequentailは少しサインが早いかも知れませんので、最後のドルの踏み上げで無駄に損失を増やさないように留意しようと考えています。
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