フラットタックスで経済V字回復
複雑な日本の税制
現在の日本の税制は複雑すぎます。
大きく国税と地方税に分かれ次のようなものがあります。
国税
所得税
法人税
相続税
贈与税
消費税
酒税
たばこ税
自動車重量税
他
地方税
住民税
事業税
固定資産税
地方消費税
自動車税
他
数多くの税金がある上にさらに次のように複雑です。
累進税率(所得税)
控除が多い
納税のために、お金・時間・労力・専門家(税理士・会計士)などが必要なため非生産的です。
フラットタックスとは
Wikipediaからの引用です。
フラットタックス(FLAT TAX)とは、累進課税と異なり、税率を一律にした税制。
フラット税、一律課税、または均等税とも訳される。
1981年、スタンフォード大学のホール(R.E.Hall)とラブシュカ(A.Rabushka)が考案した。
一般的には個人所得税の文脈で議論されるが、消費税、財産税、譲渡税にも適用される場合がある。
2001年、ロシアのプーチン大統領がフラットタックスを導入した結果、脱税が減り、地下経済も課税対象として把握されたことで税収が大幅に増えるという実績を残し、各国がフラットタックス導入を実施または検討している。
フラットタックスで不要になるもの
フラットタックスは、所得税を一律にすることなので、(例:一律15%)
フラットタックスを採用すると納税するために次のものが不要になります。
経理関係費用
申告書を作成する時間
申告する労力
専門家(税理士・会計士)
税務署
納税するために多くの労力や課税するために大きな機関があることは、その分税負担が増えることと同じです。
フラットタックスの基本
税率一律
控除なし
優遇税制なし
低所得層に厳しくなるので課税の最低ラインを設ける
例:年収300万円以下は無税
優遇税制が政治家や官僚の権力に結び付いていました。
また、現在の累進課税になっていますが、高額所得者は大きく節税したり、海外に行ってしまいます。
フラットタックスにすることで節税を考えるより普通に納税した方が楽になります。
ロシアが13%のフラットタックスを導入したら景気がV字回復しました。
そもそも累進課税は共産的でお金持ちから税金を取るという思考です。
日本の税金の基本が「富める者」から徴収して「貧しき者」に分配することなのですが、この考え方は共産主義・社会主義の考え方です。
フラットタックスの特徴
公平な税制
税の抜け穴を無くす(シンプルにすると抜け道が無くなります)
国民が容易に理解できる税制に変わったことで税収増につながった
労働意欲が増す
脱税の減少(脱税意欲の減少)
税収が増加
お金持ちが税の抜け穴をさがさなり、そのい程度なら納税しようと思うようになった
生産的なことに時間とお金・労力を使う
フラットタックス導入国
フラットタックスを聞いたことも見たこともないと思っている人も多いですが、すでに、多くの国でフラットタックスを導入しています。
旧ソ連領が多いです。
どの国も基本的にフラットタックスを導入し経済成長しています。
ロシア
ウクライナ
エストニア
ラトビア
リトアニア
スロバキア
グルジア
ルーマニア
香港
シンプルであることが大事・混乱が複雑を生む
税制でも法律でも複雑で、誰も全体が分からないようなことがあります。
真理はシンプルなように、全ての分野でシンプル化していくことが大事です。
複雑になるほど、利権などが発生することになります。
累進課税は共産的でお金持ちから税金を取るという思考ですが、共産主義だったロシアが13%のフラットタックスにしたら景気がV字回復したという事実は象徴的です。
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