ユーロドル 予想外の反落の可能性あり
ユーロドル(日足)
主な強弱要因
〇強気要因(図4参照)
1.長期下降チャンネルPL1-PL2の上限メドPL1(抵抗線)が終値でブレイクされた。
2.7月相場では抵抗線となっていた20MAがブレイクされた後に支持線化している。
3.7月下旬~8月上旬と下値を切り上げる中、陽線引けが増えている。
〇弱気要因
長期抵抗線PL1を終値で抜いた割には陽線が続かない。髭部分でしか抜けなかった過去のPL1ブレイク局面(図4:PL1上の各グリーン丸)とは異なり、前週では終値で抜けたため、本格的なトレンド転換に見える。ただ、疑わしい点が残る。
図5が示す様に、陽線の実体で抜けた日の翌日(前週週末)に実体の長陰線で引けて、前日の陽線をすべて打ち消した。つまり、2日間を合わせたローソク足は単に上髭を引く陰線なのだ。これでは「PL1ブレイク=トレンド転換」とするにはリスクが大きいと言える。
むろん、この先PL1を終値で抜き返す可能性があるが、現時点では様子を見たい。
まとめ
強気要因1、2から、トレンド転換の見方を尊重して下値の切り上がる展開を予測するが、弱気要因から高値圏での揉み合いが続くと見る。
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