ユーロドル 下落基調継続
下落基調継続、まだ戻り売りが機能
ユーロドルのチャート(図1)は6月30日東京までです。
下降チャンネルの上限P近辺では上値抵抗が強い一方で、20MAも抵抗圧力を強めている。依然として戻り売りが奏功するか。根っこのフォーメーションがしっかりしているため、基調への信頼度が高い。
- ユーロドル中長期下落のベースフォーメーションは
ブルーの丸ABCで形成されたヘッド&ショルダー(H&S)
あるいはブルーの丸BCで形成されるWトップである。 - ネックラインNL1を下抜いた後の戻りをNLが押さえ込んでおり(赤丸A)、
典型的なH&Sを根っことする下落基調が続いている。 - 赤丸B以降ではMAとNL1の合わせ技で反発を阻止(グリーンドット線)。
- 2月に始まる下降では、完璧に中期下降チャンネルNL1-NL2通りの動き
(グリーンドット矢印線)となっている。
相場転換の期待がかかった前週においては上限NL1を上抜いたものの、
またもや上髭で終わり見事に切り返されている(図2)。
以上から、基調としての軟調地合い継続とみるが、前週の反落局面でNL1-NL2のセンターラインCLが下支えとなっている様に、今週もCLが下値を支える様であれば、下落圧力が後退し、
NL1-CLで揉み合う展開に移行する可能性がある。
もっとも、ダウントレンドに著変はなく、戦略的にはNL1近辺での戻り売りが奏功すると見ている。他方、1.035(5月13日)を下抜けると、1.000まで節目はなく、下落速度が高まろう。
メルマガ&掲示板「イーグルフライ」に掲載の記事より抜粋しています。
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