米CPIの結果を受け乱高下

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米CPI発表後の反応
昨日の米国時間に入り発表された4月のCPI(消費者物価指数)は、前年同月比で+8.3%と市場予想を上回り、前月より鈍化したものの高止まり傾向が依然続いています。
住宅価格が+5.1%の上昇、賃貸契約をイメージしていただければわかりますが、一旦上昇してしまうと、(同じ物件を継続すると)次の更新まで高止まりしたままです。
金利は上昇、利上げの織り込みも回復、為替市場ではドルが買われ、USDJPYで昨日高値130.81、EURUSDでは同安値1.0502を示現しました。
このところの下げから、米株には朝からバーゲンハンティングの買いが入り、ダウはザラバでの上げ幅を420ドル付近まで拡大しました。
一昨日の講演で「50bpを上回る利上げは必要ない」と発言したアトランタ連銀のボスティック総裁は「さらなる行動が必要」とやや姿勢を変化させています。
ダウが上げ幅を全て失いマイナス圏へ、今度は為替市場ではリスク回避の動きからUSDJPYとクロス円が急反落、前者で昨日安値129.44、AUDJPYでも同89.79を示現しています。
その後、米株は一旦下げ渋り、USDJPYは130円台を回復して引けています。
シナリオ修正も必要か?
まず、米CPIの高止まり、金利上昇、ドル買いまではまず想定内、ただやはり引き締めが意識され株価が不安定な動きに、結果、為替市場ではリスクオフの動きとなっています。
この半年ほど、CPIの上振れ、金利上昇、ドル買いというのが市場反応で、その後もこうした流れが続いてきましたが、やはり株価が崩れてくるとこのシナリオも修正を迫られます。
本日発表の米PPIにも注目
本日は、再度米国で4月のPPI(生産者物価指数)の発表を控えますが、前年同月比で3月の+11.2%からやや鈍化する+10.7%が予想されています。上振れた場合の市場反応は、おそらく昨日と同じになる可能性があります。
政策金利であるFF(フェデラルファンド)金利先物からみると、年末にFF金利が2.66%になることを織り込んでいます。これは、年内残された5回合で25bp分の利上げを7.64回織り込んだ水準で、かなりおなか一杯織り込んだ水準ともいえます。
CPIが高止まりしても、ここから織り込める利上げ余地というのは徐々に乏しくなってきた、こんな見立てをしています。
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